沖釣りとは船釣りとも言われ、海の沖に船で出て釣りを楽しむことです。岩場で釣りを楽しむ磯釣りに比べ、危険性が低くのんびりと海の景色を眺めながら釣りを楽しむことができます。また、釣ることができる魚も磯釣りとは違い、場所や時期にもよりますが珍しい赤ムツやアコウダイなどの深海魚やヒラメや真鯛などの高級魚に出会うこともあります。回遊魚で釣り人に人気のあるカツオやブリも釣り上げることができます。このように釣れる魚の種類が多いこともあり、海釣りの中でも沖釣りはたくさんの人に人気があります。では、5つの沖釣り情報を掲載していきます。
初心者には敷居が高いように感じる沖釣りですが、むしろ磯釣りや投げ釣りに比べて釣りを楽しみやすくなっています。その秘密は船に乗るということです。船の船長さんが長年の感や魚群探知機を使って魚の釣れるスポットまで連れて行ってくれるので、おのずと魚のいる所で釣り糸を垂らすことができるのです。結果は言うまでもなく、初心者でも面白いぐらいに魚が釣れるのです。しかし、良いことばかりではありません。初心者だからこそ気を付けないといけないのが船酔いです。船はどうしても揺れるので、波が穏やかでも船酔いになってしまう可能性があります。
船長さんの指示に従うようにすることはとても大切なことです。お金を払っているからと高飛車な態度は厳禁です。釣りを楽しませてもらっているという気持ちを船長さんや船員さんに持つことで、より一層沖釣りを楽しむことができます。船酔いには市販の酔い止めのお薬で十分です。車やバスに酔わない人でも船酔いをすることがあるので、注意が必要です。
日本は海に囲まれているので、沖釣りは日本中のどこでも楽しめるようになっています。釣船の予約さえできれば、沖釣りができます。この場所でなら高級魚が釣れるとか珍しい魚が釣れるということはありません。しいて言えば、沖釣りは持って行くべきものが大きいこともあるので、自宅からできるだけ近い場所で沖釣りをすることがおすすめです。釣竿やリールを貸し出してくれる所もありますが、釣った魚を入れるクーラーボックスや防寒具などの衣類は自分で持って行かなければいけないのです。それに、朝早くから出船するので近い場所の方が何かと便利です。
他にも自分で持って行くべきものは、長靴、タオル、ビニール袋、帽子など細々したものも必要になります。沖釣り経験者の人に聞いたり、釣船を予約するときに持ち物を聞いておくと良いです。釣船によっては貸出しをしているものが違うので、同じ地域の釣船に乗る場合でもしっかりと確認しておく方が安心できます。沖釣りを楽しむことのおすすめは、忘れ物をしないで近場に行くことです。
沖釣りの人気の源は何と言っても、面白いぐらい釣ることができることです。さらに、美味しい魚がたくさん釣れます。数釣りと言うのですが、短時間で魚を大量に釣り上げることは沖釣りの魅力です。それだけでなく、店頭で購入すれば何千円もするようなタチウオや金目鯛などの高級魚を釣ることができるので人気があるのです。また、見知らぬ人と一緒に船に乗り、釣りを楽しむということも沖釣りならではの魅力です。普段の生活の中で知り合いになることすらないような、世代や職業を越えて同じ釣りという趣味の仲間ができるのは沖釣り最大の魅力です。
沖釣りは初心者でも達人でも楽しむことができる、奥深い釣りです。沖釣りに感じる魅力は人それぞれです。初心者の人なら数釣り、達人なら高級魚の大物狙いと自分に合った楽しみ方ができるので人気があるのです。それ以上に、同じ沖釣りを楽しむ者同士が知り合えることが人気の一番の理由です。年齢、性別、職業に共通点が無くても仲間ができるのは、沖釣りの人気の源です。
沖釣りのポイントは何と言っても、自分に合った船宿を見付けることです。船宿とは、釣船を出しているお店のことです。宿と付いてますが、泊まる場所ではありません。人によって料金、サービス、客層、交通便、設備、釣果など重視するところが違うかも知れませんが、料金には注意しなければいけないのです。基本が1万円ぐらいなのですが、追加の餌代や釣竿のレンタル代がやたらと高額で気づけば支払いが3万円を超えているなんてことにならないように、事前に何軒かの船宿の料金を細かくチェックする必要があります。現在では料金を指定して船宿を検索して予約できるサイトもあるので、利用してみるのも一つの方法です。
船宿は気に入れば何回も利用することになるので、沖釣りに慣れてきたら自分なりに吟味してみるのがポイントです。初心者のうちは船宿のことが分かりにくいので、極端に高い料金でない限りいろいろな船宿を利用してみるのも良いです。また、口コミが良い船宿でも自分に合うとは限らないので、あくまでも一つの参考程度にする方が賢明です。
沖釣り情報、最後はコツについてです。沖釣りの楽しみ方など書いてきましたが、コツさえ掴めば沖釣りに行くのを思わず心待ちにするようになります。沖釣りのコツは、自分が沖釣りに慣れるまでは数釣りをすることです。魚が釣れれば楽しいのは当たり前です。楽しければまた沖釣りをしたくなります。この好循環があれば、いつの間にか知らず知らずのうちに沖釣りの達人になっています。数釣りに向いているのは、アジやサバです。アジやサバはたくさん釣れるだけでなく、美味しいので一石二鳥です。家で待っている家族に最高のお土産ができます。
自分が沖釣りに慣れたら、周りの人も誘ってみるのも良いです。友人や家族と一緒に沖釣りにいくと、また違った楽しみがあります。一緒に行く人が初心者なら、自分の時と同じように数釣りに向くアジやサバを釣りに行けば、おそらく相手も沖釣りの楽しさを実感してくれます。沖釣り仲間が増えて行くのも沖釣りを楽しむコツであり、醍醐味です。
沖釣りは老若男女を問わず、魅力があり楽しめる釣りです。釣竿や仕掛けなどの装備は船宿でレンタルしているところが多いので、今まで釣りをしたことがないような初心者でも楽しむことができます。釣船がよっぽど古くない限りはトイレも完備してあるので、女性でも沖釣りをする人が増えています。また、家族連れで沖釣りを楽しむ人も多くなりました。沖釣りがそれだけ魅力的で楽しいことの証拠です。貸し切りで釣船を利用するのではない場合は、周りの釣り人や船長さんに迷惑が掛からないように、マナーを守って沖釣りを楽しむようにすることが必要です。