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愛知県を流れる矢作川は、天然うなぎが狙える河川として釣り人の間で知られています。ただしうなぎ釣りには他の魚にはない独自の規制があり、知らずに釣行すると違反になる場合があります。この記事では「矢作川 うなぎ釣り ポイント」を探している方向けに、まず守るべきルールを整理したうえで、ポイントの選び方・時期・仕掛けを公開情報をもとにまとめました。釣行前に必ず最新の規制を漁協・県にご確認ください。
下表は2026年7月時点で公開情報をもとに確認できた内容です。数値・規制は変更される可能性があるため、釣行前に必ず一次情報(愛知県・矢作川漁業協同組合)で最新版をご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エリア | 愛知県を流れる矢作川(豊田市〜岡崎市〜西尾市・碧南市方面)。矢作川漁業協同組合の漁業権区域が広く設定されています |
| 対象魚 | ニホンウナギ。同じポイントでナマズ、コイ、フナなどが釣れることもあるとされています |
| シーズン | 6〜9月が中心(詳細は後述) |
| 遊漁券の要否 | 矢作川漁業協同組合の管理区域では、ウナギを含む雑魚釣りにも遊漁料が必要です。同漁協の案内では日券1,000円(現場購入1,500円)とされ、アユ遊漁の年券でもアマゴ・ウナギの雑魚釣りができるとの記載があります(岐阜県矢作川漁協との共同漁場を除く)。区域・料金は年により変わるため、釣行前に矢作川漁業協同組合へ直接ご確認ください |
| 規制 | 全長20cm以下のうなぎは採捕禁止(愛知県漁業調整規則)。シラスウナギ(全長13cm以下)は許可なく採捕できません。詳細は次章 |
| 情報確認日 | 本記事の情報は公開情報を2026年7月時点で確認したものです。現地取材は行っていません。規制・遊漁料は変更されることがあるため、釣行前に必ず愛知県公式サイトおよび矢作川漁業協同組合で最新情報をご確認ください |
うなぎは資源保護のため、他の魚種より規制が細かく定められています。矢作川で釣りをする前に、以下を必ず確認してください。
愛知県公式サイトの「遊漁に関するルール」ページによると、愛知県漁業調整規則により全長20センチメートル以下のうなぎの採捕は禁止されています(佐久間湖では全長30センチメートル以下が対象)。小型の個体が掛かった場合は速やかにリリースしてください。
全長13センチメートル以下の「シラスウナギ」は、うなぎの稚魚で、資源管理上とくに重要な区分です。愛知県公式サイトによると、シラスウナギは「特定水産動植物」に指定されており、漁業権・漁業許可に基づく場合や、試験研究・教育実習目的で知事の許可を受けた場合を除き、採捕は禁止です。違反した場合は「3年以下の拘禁刑又は3千万円以下の罰金」(2025年6月1日施行の刑法改正で懲役・禁錮は拘禁刑に一本化)、違法採捕と知りながら運搬・保管・取得した場合も同じ罰則が科されるとされています。冬季に河口付近で稚魚を採る行為は密漁にあたる可能性が高く、絶対に行わないでください。本記事では稚魚の採捕方法には一切触れません。
出典:愛知県公式「『なまこ』『あわび』及び『しらすうなぎ』の採捕は禁止です」
あわせて、2025年12月からは水産流通適正化法により、全長13センチメートル以下のうなぎ稚魚の取扱いが届出等の規制対象に追加されているとの案内もあります。稚魚の流通に関わる行為も含め、法律が強化されている分野であることを理解しておく必要があります。
出典:愛知県公式「水産流通適正化法に関する届出等(全長13cm以下のうなぎ稚魚)について」
愛知県は「総合的なうなぎ資源保護対策」として、産卵のため海へ下る「下りうなぎ」の漁獲を自粛し、掛かった場合は再放流するよう呼びかけています。ただしこれは自主的な取組みとしての記載であり、月単位の法定禁漁期間があるかどうかは、本記事の公開情報の範囲では確認できませんでした。断定は避けますので、時期による採捕制限の有無は釣行前に愛知県水産課または矢作川漁業協同組合へ直接ご確認ください。
愛知県公式サイトの遊漁ルールでは、遊漁者が使用できる漁具・漁法には限りがあり、網やかごに類する構造の漁具は遊漁での使用が認められない場合があるとされています。うなぎ筒やもんどりのような「かご」状の仕掛けは、こうした規制に該当する可能性が高く、一般の遊漁者が自由に使えるものではありません。矢作川漁業協同組合の遊漁規則でも、指定された漁具・漁法以外での遊漁を禁じる旨の記載が確認できます。本記事で紹介する仕掛けは竿釣り(ぶっこみ釣り)のみとし、うなぎ筒・はえ縄などの漁具は扱いません。これらの使用可否は必ず矢作川漁業協同組合に事前確認してください。
出典:愛知県公式「遊漁に関するルール」、矢作川漁業協同組合「遊漁規則」
ニホンウナギは環境省のレッドリストで「絶滅危惧IB類」に指定されている種です。個体数の減少が長期的に報告されており、上記の体長制限やシラスウナギの採捕規制も、こうした資源状況を背景に設けられています。釣った際は必要以上に持ち帰らない、小型はリリースするなど、資源への配慮を心がけましょう。
出典:環境省「第4次レッドリストの公表について(汽水・淡水魚類)」
木曽川の愛知県区間(犬山市・一宮市周辺など)は、木曽川長良川下流漁業協同組合・日本ライン漁業協同組合・愛北漁業協同組合・木曽川漁業協同組合の4組合が共有する第五種共同漁業権(内共第48号)の漁場区域にあたります。この区域でうなぎを釣る場合も、事前に組合の承認を受けて遊漁料を納める必要があります。遊漁料は手釣り・竿釣りの場合、うなぎを含む雑魚(あまご・こい・ふな・おいかわ・うぐい・うなぎ)で1日500円(現場での納付は現場加算500円が別途必要)とされています(2026年8月確認)。
この組合の遊漁規則では、うなぎは全長30センチメートル未満の採捕を禁止しており、愛知県漁業調整規則の20センチメートル規制よりも独自に厳しい基準が定められています。遊漁期間は1月1日から12月31日までで、うなぎを対象とした季節的な採捕禁止期間は設けられていません(2026年8月確認時点)。
「木曽川 うなぎ釣り ポイント」を探す場合も、矢作川と同様に堰・頭首工周辺や支流合流点が有望な地形とされますが、遊漁規則には禁止区域の定めがあります。犬山頭首工の堰堤上下流(上流100m・下流120m)と馬飼頭首工の堰堤上下流各200mは通年(1月1日〜12月31日)の遊漁禁止区域、南派川の木曽川本流分岐点から下流小網橋までは9月1日〜11月30日の禁止区域とされるなど、区間ごとに範囲・期間が異なります。竿を出す前に組合の公示・遊漁規則で禁止区域と期間を確認してください。
出典:愛知県公式「愛知県内の遊漁規則」、木曽川長良川下流漁業協同組合ほか「内共第48号第五種共同漁業権遊漁規則」(2026年8月確認)
庄内川は愛知県(名古屋市など)と岐阜県境を流れる河川ですが、愛知県公式サイトが公開する「愛知県内の遊漁規則」一覧(河川漁業協同組合19組合分の第五種共同漁業権遊漁規則を掲載)には、庄内川を漁場とする漁業協同組合の記載が見当たりませんでした。同じく愛知県公式「令和8年度第5種共同漁業権魚種別増殖方法及び目標数量」の一覧(21件)にも庄内川は含まれていません(いずれも2026年8月確認)。
そのため、本記事で確認できた公開情報の範囲では、庄内川に第五種共同漁業権に基づく遊漁規則・遊漁券制度が存在するかどうかを確定できませんでした。断定は避けますが、遊漁券の要否にかかわらず、愛知県漁業調整規則によるうなぎの全長20センチメートル以下の採捕禁止、シラスウナギ(全長13センチメートル以下)の採捕禁止といった県全体の規制は庄内川にも適用されます。
「庄内川 うなぎ釣り ポイント」を探す場合、河口域〜感潮域や支流合流点・堰周辺が一般的にうなぎが好むとされる地形の傾向ですが、本記事では特定地点の断定はしません。釣行前に庄内川を管理する河川管理者(国土交通省庄内川河川事務所または愛知県)や、周辺に漁業協同組合が存在するかどうかを直接確認してください。
出典:愛知県公式「愛知県内の遊漁規則」、愛知県公式「令和8年度第5種共同漁業権魚種別増殖方法及び目標数量」、愛知県公式「遊漁に関するルール」(2026年8月確認)
「矢作川 うなぎ釣り ポイント」を探している方向けに、河川でうなぎが好むとされる地形の特徴を整理しました。特定の私有地や立入制限のある場所には触れず、一般的な河川の地形として有望とされるポイントの傾向を紹介します。実際に竿を出す場所は、河川管理者や漁協の案内・現地の立入禁止表示に従って選んでください。
矢作川漁業協同組合の管理区域内では遊漁料(前述)が必要です。柵や看板で立入禁止・釣り禁止が示されている区域、私有地に接する河岸には立ち入らず、河川敷の公共エリアや漁協が案内する区域を利用してください。
出典:、矢作川漁業協同組合「遊漁規則」
釣り情報サイトの解説によると、うなぎ釣りのベストシーズンは水温が上がる6〜8月が最盛期とされ、雨でミミズなどのエサが川に流れ込みやすくなることも活性が上がる要因の一つとされています。うなぎは夜行性のため、日没直後から21時頃までが最も釣れやすい時間帯(ゴールデンタイム)と紹介されることが多いです。前日までの雨で川に濁りが入っている場合は、日中でも警戒心が薄れて釣れることがあるとの解説もあります。
出典:TSURI HACK「ウナギの釣り方入門|場所や時間・仕掛け・効果的な餌をポイント別に解説」
矢作川のうなぎ釣りは、竿を静置してアタリを待つ「ぶっこみ釣り」が基本です。前述のとおり、うなぎ筒やはえ縄などの漁具は遊漁で使用できない可能性が高いため、本記事では竿釣り(ぶっこみ釣り)のみを紹介します。
複数の竿を並べて置き竿にし、鈴やアタリセンサーでアタリを待つスタイルが一般的です。詳しいタックル選びは釣り道具おすすめガイド一覧もあわせてご覧ください。
出典:TSURI HACK「ウナギの釣り方入門」、TSURINEWS「ウナギ釣り攻略5つのポイント」
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前述のとおり、全長20cm以下のうなぎは採捕禁止です。掛かったサイズが小さい場合や、持ち帰るか迷う個体は速やかにリリースしましょう。ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されている背景を踏まえ、必要な分だけを持ち帰る意識が資源を長く楽しむことにつながります。持ち帰る場合は、活かしたまま持ち帰るための水汲みバケツやクーラーボックスを用意し、できるだけ早く自宅で調理・保存してください。
うなぎ釣りは夜釣りが中心になるため、日中の釣り以上に安全対策が重要です。
ライフジャケットの種類・選び方はライフジャケットのおすすめ選び方ガイドで詳しく紹介しています。
A. 矢作川漁業協同組合の管理区域では、ウナギを含む雑魚釣りにも遊漁料が必要とされています。同漁協の案内では日券1,000円(現場購入1,500円)で、アユ遊漁の年券でもアマゴ・ウナギの雑魚釣りができるとの記載があります(岐阜県矢作川漁協との共同漁場を除く)。区域や金額は変更される可能性があるため、釣行前に矢作川漁業協同組合へ直接ご確認ください。
A. 釣り情報サイトの解説では6〜8月が最盛期とされ、夜行性のため日没直後から21時頃までが釣れやすい時間帯として紹介されることが多いです。ただし河川の状況や年によって前後するため、直前の釣果情報もあわせて確認することをおすすめします。
A. あります。愛知県漁業調整規則により、全長20センチメートル以下のうなぎの採捕は禁止されています(佐久間湖は全長30センチメートル以下)。またシラスウナギ(全長13センチメートル以下の稚魚)は許可なく採捕できず、違反した場合は重い罰則の対象になるとされています。掛かったサイズが小さい場合は速やかにリリースしてください。
矢作川以外の釣り場も検討したい場合は、以下の一覧記事もあわせてご覧ください。
▶ 全国の釣り禁止エリアと遊漁ルールは釣り禁止・遊漁ルールまとめで一覧にしています。出発前の確認にお使いください。