明石のタコと言うのは日本の中では最も水揚げ量が多い事や、「明石のタコ」と言うブランドになっているなどの特徴が在ります。ブランドになることで値段も高くなり、庶民の食卓には中々登場し難い食材ですが、釣りをすれば好きなだけで食べることが出来るなどの魅力も有ります。尚、明石のタコ釣りは、港の岸壁や防波堤から軽く投げて釣る方法も有れば、岸壁などの際に仕掛けを落として狙う方法、タコ釣りの釣り船を利用して狙う方法などが在ります。
タコ釣りのシーズンは、5月末頃から8月半ば頃までとなりますが、夏場は産卵期に入るのでエサを捕食する事も少ないので釣果は低下してしまいます。しかし、9月の半ばに入ると、子ダコが巣立ちとなるので一時的に数釣りが出来るケースも有ります。そのため、タコ釣りを楽しむことが出来るのは5月末から8月にかけてのシーズンで、防波堤から狙う場合は、岩場が在る場所や防波堤の隙間などを狙います。尚、明石の中での有名なポイントは、二見の沖合でシーズンとなると多少エサが遠く手も興味を示して仕掛けの上に乗るので釣り易くなります。
釣果が落ちる時期は8月の半ばからにかけてとなります。この時期は産卵期を迎えるのでエサを捕食しないと言うタコの習性があるからです。また、シーズン中は仕掛けを海底に落とす事で、多少エサが遠くても興味を示す事で移動して仕掛の上に乗るので釣り易くなります。しかし、エサを捕食しない時期に入ると、タコの近くに仕掛けを落とさないと釣れないため、探りながらの釣りになります。
タコ釣りをする場合は、明石川の河口の左側に位置する林崎港と右側に位置する新浜漁港と隣接する明石港の白灯堤防などがおすすめの釣り場です。林崎港には東側にフェンスが設置されている防波堤が有り、防波堤の付け根部分に車を止めておくことが出来ますし、近くにある望海浜公園にトイレが有るので釣りをしている時にトイレに行きたくなっても安心です。東側の防波堤以外にも、西側の防波堤や市場前の岸壁なども際を狙ったり、軽く投げることでタコを釣ることが出来ます。因みに、林崎港からはタコ釣りの乗合船が出ているので、船を利用してタコを狙う場合にも便利です。
林崎港の東側に在るのが新浜漁港で、ここには白灯堤防が有ります。白灯堤防の付け根部分はベランダ状になっていて、フェンスが設置されているのが特徴です。エギングやタコテンなどを使って釣る人が多い場所で、林崎港同様に人気が高い釣り場になっています。また、この漁港の右側に在る明石港も白灯堤防でのタコ狙いが出来ます。これらの場所は軽く外海に投げる方法、内港側に軽く投げる方法、そして足下の堤防や岸壁の際を狙う方法など色々な釣り方が出来ます。
タコを狙う時のコツはタコがどのような場所に生息しているのかを知る事、そして生息している場所に仕掛けを落とすと言う事になります。水深は10m未満の場所で有る事、防波堤の際にカラス貝がついてる場所、カラス貝が海底近くまで広がっている場所を探します。また、海底に捨て石などが在る場所、シモリの近く、防波堤の捨て石の切れ目部分や駆け上がりの箇所はタコの隠れ家になっているので、このような場所を狙うのがコツです。尚、釣り情報を利用して釣り場の状況をチェックし、防波堤の際などの水深が浅い場合は、軽く投げて釣るのもコツの一つです。
タコは砂礫帯、岩礁帯と言った環境を好むので、石の下など隠れていることが多く在ります。防波堤の際にカラス貝が多数付着している場所で、それが海底に続くようなところに仕掛けを落とすとシーズン中は多少遠くても興味を示して近寄って来ます。また、海底に捨て石が有る場所や、防波堤の切れ目などに有る駆け上がりを狙うのもタコ釣りのコツです。
防波堤の際を狙う釣り方は、子供から大人までが簡単に楽しめる釣り方です。タコを狙う時にはタコベイトと呼ばれる専用の釣り道具を利用しますが、タコベイトは見た目がタコになっているのが特徴です。ゴム製のタコの形をしたタコベイトには、パール玉が付いていて、その下にオモリが付いているので、これをリール糸に結ぶだけで仕掛けが完成すると言うお手軽さが有ります。防波堤や岸壁の際に仕掛けを落として、海底に着いた段階で糸ふけを取ります。糸ふけと言うのはたるみの事を意味しており、糸が張った状態でアタリを待つと言う事です。
タコのアタリは根掛と同じようなもので、海底にタコベイトが着いた段階で糸ふけをとってタコのアタリを待つと言う事です。糸ふけを取ることでタコが乗ると、根掛をした時のような重さを感じるので、ここで大きく合わせます。この時、ゆっくりとした動作で合わせると、タコには強力な吸盤が有り、防波堤の壁に張りついてしまうので注意が必要です。大きく合わせる事で海底からタコを引き上げられると言うタコ釣りのポイントが在ります。
明石のタコ狙いは防波堤の際を狙う方法の他に、軽く投げて釣る方法が有ります。どちらもタコの形をしたタコベイトを利用して釣ることが出来ますが、投げ釣りの場合は潮の流れなどに応じて少しオモリを追加してあげるのがコツです。港の内側であればそのままでも構いませんが、外海側で軽く投げる場合などでは流れに応じてオモリを足してあげます。尚、投げる距離は20メートル前後の駆け上がりのポイントに投げ入れるのがコツで、あまり遠投をしてしまうと根掛が多発するので注意が必要です。また、アタリが在ったら大きく合わせる事、そして高速でリールを巻いて一気に防波堤の上にタコを引き上げるのがコツです。
タコには強力な吸盤が付いているので、アタリが在ったら思いっきり大きく合わせる事がコツです。アタリと言っても魚の様に竿先が動くと言うのではなく、糸ふけを取ってアタリを待っている時に、急に重くなったと感じるのがアタリとなります。それ故に、タコを狙う場合は糸ふけを取ってラインを常に張っておくことがコツです。
明石市の中でタコ釣りが出来るおすすめの釣り場は、林崎港、新浜漁港、明石港などの港の中に在る岸壁や防波堤になります。タコを狙う場合は、タコベイトと呼ばれる道具を使い、港の中に在る岸壁の際を狙う方法や軽く投げて狙う方法が在ります。尚、際を狙う場合などでは海底に仕掛けが落ちた段階で糸ふけを取ってアタリを待ちます。タコがかかることで急に重くなるのが特徴で、根掛が起きたような感じになるので、思いっきり大きく合わせてあげます。また、タコには強力な吸盤が有るので、大きく合わせてリールを巻き上げる事で海底からタコを一気に陸上にあげることが出来ると言ったコツが有ります。