磯釣りの仕掛け入門|竿・ウキ・糸の号数と安全装備

磯釣りの仕掛け入門|竿・ウキ・糸の号数と安全装備

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磯釣りと一言でいっても、円錐ウキを流すウキフカセ釣り、竿を出して魚を狙う磯の投げ釣り、ルアーでのロックフィッシュ狙いなど釣り方はいくつかあります。この記事では、磯釣りの中心となるウキフカセ釣りの仕掛け(竿・リール・道糸・ハリス・ウキ・ガン玉・ハリ)を釣具メーカー公式の解説をもとに整理し、磯の投げ釣り・ルアーの簡単な構成、安全装備、遊漁のルールもあわせて紹介します。

項目 内容
対象魚 メジナ(グレ)・クロダイ(チヌ)が中心。磯の投げ釣りやルアーでは根魚・キスなども
主な釣り方 円錐ウキを使うウキフカセ釣りが中心。磯の投げ釣り、ルアー(ロックフィッシュなど)も行われる
基本タックル 磯竿(振出)+スピニングリール+道糸・ハリス+円錐ウキ+ガン玉+ハリ
情報確認日 2026年9月26日

磯釣りの主な釣り方と仕掛けの種類

磯での釣り方は、ウキを使ってマキエ(撒き餌)とツケエ(付け餌)を同調させながらメジナやクロダイを狙うウキフカセ釣りが代表的です。DAIWA公式サイトの解説によると、円錐ウキは「道糸がウキの中を通るタイプ」で「波っ気のある磯場にも強く、軽量のものから重めのものまで種類が豊富」とされ、「メジナやクロダイ、イサキなどで愛用されています」。このほか、オモリを使って底付近の魚を狙う磯の投げ釣りや、ワームなどで根魚を狙うルアー釣り(ロックフィッシュ)も磯で行われています。

ウキフカセ釣りの基本仕掛け(竿・リール・道糸・ハリス・ウキ・ガン玉・ハリ)

竿
DAIWAが堤防用万能竿として販売している「リバティクラブ磯風 1.5-53・K」の例では、全長5.33m・継数6・標準自重215g・錘負荷1.5〜4号・適合ハリス(ナイロン)1.5〜4号という仕様で、公式サイトでは「堤防や海釣り公園で様々な魚を狙えるクセのないスタンダードな振出ロッド」「ウキを使ったフカセ釣りからサビキ釣りまで幅広く使用できる」と説明されています。号数や長さは対象魚・釣り場に合わせて選ぶ竿のラインナップがあるため、最初の1本の目安として参考にしてください。

リール
DAIWA公式の解説では、スピニングリールは「リールの大きさは数字で表すのが一般的で、2000番までを小型、4000番までを中型、5000番以上を大型と呼んでいます」とされています。また磯釣りでは「レバーブレーキ式」のリールを使う釣り人も多く、「ブレーキレバーを操作して、魚を走らせる、止めるが思い通りにできます」と紹介されています。

道糸・ハリス
DAIWA公式サイトによると、道糸・ハリスの太さは「号数は日本式で太さを現し、lb(ポンド)は西洋式で、どのくらいの重さまで耐えられるかの強度を示しています」。具体的な号数の目安として、サンライン公式コラムで磯テスターの宮原浩氏は、同氏が自身のホームグラウンド(平戸・五島・北部九州)での基準として、道糸について「平戸宮之浦であれば1.5~1.75号、五島列島では1.5~2.75号、チヌ釣りであれば1.35~1.75号が基準」、ハリスについて「口太グレは1.25~1.75号、尾長グレも混じるようなところでは1.75~2号、尾長グレメインのエリアでは2~2.75号」「チヌには1.25~1.5号」を使うと解説しています。がまかつ公式コラム(久保野孝太郎氏)でも「道糸とハリスの号数差は1号以内にとどめておくのが無難です」とされています。同コラムでは、伸びのあるナイロンの道糸はハリスより多少細くてもバランスが崩れにくいとも解説されています。

ウキ
ウキ止めの位置を調整しながらタナ(水深)を探れる遊動式の円錐ウキは、ウキフカセ釣りでよく使われています。DAIWA公式サイトでは「ウキは細ければ細いほど、小さければ小さいほど感度が良くなりアタリが出ますが、遠くのポイントや水面が荒れた状態では視認性が悪くなります」と、状況に応じた使い分けが解説されています。

ガン玉
ウキの浮力とバランスを取るオモリがガン玉です。DAIWA公式サイトの重量表によると、G8(0.07g)からG1(0.40g)まではGの数字が小さいほどサイズが大きく、B(0.55g)から6B(2.65g)まではBの数字が大きいほどサイズが大きくなります(数値は同社公式ページに掲載のもの)。サンライン公式コラムでは実際の使い方の例として「Bのウキであれば直結部分にG1、ハリス部分にG5」を打ち、潮の状況に応じてオモリの位置を動かす方法が紹介されています。

ハリ
ハリの号数は対象魚のサイズやその日の状況によって変わります。グレ狙いのハリの号数目安は、当サイトのグレ釣りの仕掛け|ウキ・ハリス・針の号数の目安を参考にしてください。がまかつ公式コラムでは「線径(ハリに使われる素材の直径)」「重量」「推奨ハリス」「フトコロ強度」の4項目が数値化されたハリがあることが紹介されており、ハリスや竿とのバランスを崩すと「折れ」「伸び」によるバラシにつながるとされています。

グレとクロダイでの違い

サンライン公式コラムの例では、道糸・ハリスの号数はグレ狙いよりチヌ狙いの方がやや細め(チヌの道糸1.35〜1.75号・ハリス1.25〜1.5号)に設定されています。同コラムではチヌの道糸についてさらに地形によっても号数を変えており、「砂地では障害物がない場合であれば1.35号、砂地の所々に沈み瀬が点在している所であれば1.5号、イカダ付近、沖磯であればパワーゲームになる可能性があることから1.75号」と使い分けが解説されています。ハリの号数も対象魚のサイズや状況によって変わります。グレ狙いの仕掛けをさらに詳しく知りたい場合は、当サイトのグレ釣りの仕掛け|ウキ・ハリス・針の号数の目安もあわせてご覧ください。

撒き餌・付け餌の基本

ウキフカセ釣りでは、オキアミなどのマキエ(撒き餌)でポイントに魚を寄せ、同じオキアミなどをツケエ(付け餌)としてハリに付けます。マルキユー公式サイトの製品ページでは、集魚エキスの製品について「オキアミから抽出した集魚エキスを濃縮。特にグレの好む成分を高めました。配合エサや付けエサに加えてご使用ください」と説明されており、配合エサ(集魚材)とオキアミを組み合わせて使うのが一般的です。具体的な配合比率は製品や釣り場の状況によって異なるため、使用する配合エサのパッケージや公式サイトの「作り方&使い方」を確認してください。

磯の投げ釣り・ルアーの簡単な仕掛け

磯の投げ釣りでは、オモリを使って仕掛けを沈め、底付近の魚を狙います。DAIWA公式サイトによると、海でよく使われるオモリのひとつであるナス型は「小型は堤防のサビキ仕掛けやチョイ投げに使用されます。大型は投げ釣りや沖(船釣り)の胴突き仕掛けにも使われます」と紹介されています。ルアー釣り(ロックフィッシュなど)では、ワームにジグヘッドを組み合わせた仕掛けが使われることもあります。ロッド・リールの選び方は当サイトの釣り竿の選び方|長さ・硬さ・号数・保管までも参考にしてください。

安全装備と磯渡船の利用

磯は滑りやすい岩場で、波をかぶる危険もあるため、ライフジャケットとスパイクシューズなどの滑りにくい靴が基本装備になります。ライフジャケットについて、国土交通省は「関係法令を改正し、平成30年2月からすべての小型船舶の乗船者にライフジャケットの着用を義務化しました」と説明しており、船長には「小型船舶の船室外に乗船するすべての者に対して、国の安全基準への適合が確認されたライフジャケットを着用させる義務」があります。これとは別に、水産庁のQ&A資料(ライフジャケットの着用義務化に関するQ&A)によると、『遊漁船業の適正化に関する法律』に基づく業務規程により、渡船で磯・防波堤へ渡る場合は船上だけでなく磯・防波堤の上でもライフジャケットの着用が必要とされています。ただし「釣り等の船外への転落のおそれがある行為を行わない場合は、桜マーク付きのライフジャケットである必要はなく、使用環境に応じた適正品を着用していただければ結構です」とも案内されています。足場については、濡れた岩場で滑りにくいスパイクシューズなどの装備を選び、ソールの種類による適性の違いは釣具店やメーカーの製品説明で確認してから選ぶことをおすすめします。

マナーとルール

水産庁の解説によると、「法律や都道府県の漁業調整規則等によって、水産動植物を採捕する際に使用できる漁具漁法、禁止区域、禁止期間、魚種ごとの大きさの制限、夜間の照明利用の禁止や制限など、様々な規制が決められています」。また同庁の遊漁者向け啓発資料では、漁業権が設定された海域では漁業権の対象となっている水産動植物(貝類・海藻などが対象になる場合があります)の採捕ができない旨が示されており、「特定水産動植物であるしらすうなぎ(13cm以下のうなぎ)、あわび、なまこは採捕が禁止されています」(漁業法第132条・同施行規則第41条)と全国共通の禁止対象も明記されています。密漁は「違反の内容によって、最高3年以下の拘禁刑又は3000万円以下の罰金」(漁業法第190条)の対象になるとされているため、具体的な禁止区域・対象魚種は釣行前に地元の漁協・都道府県の規則で確認してください。ゴミの持ち帰り、駐車・通行マナー、先行者への配慮も磯釣りの基本です。

よくある質問(FAQ)

磯釣り初心者は何号の竿を選べばいいですか?
対象魚のサイズや釣り場によって適した号数は変わります。目安として、DAIWAが堤防用万能竿として販売している「リバティクラブ磯風 1.5-53・K」は全長5.33m・適合ハリス1.5〜4号という仕様で、まずはこの1.5号前後を基準に、狙う魚や釣り場に応じて号数を上下させて選ぶとよいでしょう。

ライフジャケットは磯の上でも必要ですか?
水産庁のQ&A資料によると、『遊漁船業の適正化に関する法律』に基づく業務規程により、渡船(遊漁船)を利用して磯や防波堤に渡る場合は、船の上だけでなく「磯や防波堤等の上においては」ライフジャケットの着用が必要とされています。桜マーク付きである必要があるかは行為内容によって異なるため、資料の記載を確認してください。

グレとクロダイで仕掛けはどう違いますか?
サンライン公式コラムの例では、チヌ狙いの道糸・ハリスはグレ狙いよりやや細めに設定される傾向があります。ハリの号数も対象魚によって変わるため、グレ狙いの目安は当サイトのグレ釣りの仕掛け|ウキ・ハリス・針の号数の目安を参考にしてください。

磯で貝や海藻を採ってもいいですか?
水産庁の資料によると、漁業権が設定された海域では漁業権の対象となっている水産動植物の採捕ができない場合があり、あわび・なまこ・しらすうなぎは全国一律で採捕が禁止されています(漁業法第132条・同施行規則第41条)。個別の可否は現地の漁協・都道府県の規則で確認してください。

撒き餌は何を使えばいいですか?
オキアミと配合エサ(集魚材)を組み合わせて使うのが一般的です。マルキユー公式サイトでは、集魚エキスの製品について「配合エサや付けエサに加えてご使用ください」と案内されています。配合の具体的な比率は製品のパッケージや公式サイトの説明を確認してください。

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出典一覧(2026年9月26日確認)

この記事は2026年9月26日時点で各メーカー・官公庁の公式サイトから確認できた情報をもとに作成しています。仕様・規制・料金は変更されることがあるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。