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鬼怒川(栃木県)は、あゆの友釣りとやまめ・いわなの渓流釣りの両方が楽しめる関東屈指の河川です。同名の「鬼怒川温泉」とは別に、釣り場としての鬼怒川は栃木県宇都宮市などを流れる本流を指し、区間ごとに管轄する漁業協同組合が異なります。この記事では、栃木県公示の遊漁規則と栃木県鬼怒川漁業協同組合の公式サイトをもとに、遊漁券・解禁期間・釣り場の範囲を整理しました。数値は年度で変わるため、釣行前に必ず組合の最新公示も確認してください。
下表は2026年7月時点で確認できた公開情報です。数値は年度で変わるため、最新は栃木県鬼怒川漁業協同組合(TEL:028-666-8899)にご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エリア | 栃木県鬼怒川漁業協同組合が管轄する鬼怒川本流(茨城県境〜塩谷郡藤原町高徳地先道谷原発電所取水堰堤〈現・日光市〉の区間)及び支流 |
| 対象魚(第5種共同漁業権) | あゆ、さくらます・やまめ、いわな、にじます、わかさぎ、うぐい、おいかわ、ふな、こい、どじょう、なまず、うなぎ、かじか |
| 解禁期間の目安 | あゆ(友釣・ドブ釣・毛針釣・蚊針釣)は区間ごとに組合が公示する解禁日〜翌年2月末日、渓流魚(やまめ・いわな)は組合が公示する解禁日(本流は例年3月1日)〜9月19日、かじかは5月1日〜11月30日 |
| 遊漁券 | 栃木県鬼怒川漁業協同組合発行の年券・日券。普通釣日釣券は全国のコンビニでも購入可(アユ以外の魚種対象) |
| 情報確認日 | 本記事の情報は2026年7月時点で確認できた栃木県公示の遊漁規則・組合公式サイトの公開情報をもとにしたものです。現地取材は行っていません |
出典:栃木県公式「栃木県鬼怒川漁業協同組合 内共第3号及び内共第23号第5種共同漁業権遊漁規則」、栃木県鬼怒川漁協「鬼怒川漁協の概要」
なお、鬼怒川は茨城県に入ると管轄が変わります。茨城県側の下流部は鬼怒小貝漁業協同組合(TEL:0296-28-0035)の管轄で、遊漁料などの体系は別建てです。本記事では茨城県側の詳細は確認できていないため扱いません。また、高徳地先より上流(川治温泉・鬼怒川温泉・奥鬼怒方面)の管轄・遊漁ルールは今回の調査では確認できませんでした。この区間で釣りをする場合は、現地の看板や組合に個別に確認してください。
栃木県鬼怒川漁業協同組合の遊漁規則(令和6年11月19日施行版)と組合公式サイトの料金表は一致しており、食い違いは確認されませんでした。組合員以外(員外者)の遊漁料は次のとおりです。
| 券種 | 対象魚種 | 年券 | 日券 |
|---|---|---|---|
| 全魚種釣券 | あゆを含む全魚種 | 14,000円 | 3,200円 |
| 普通釣券 | あゆ以外の魚種 | 7,500円 | 1,700円 |
| 雑魚釣券 | あゆ・さくらます・やまめ・いわな・かじかを除く魚種 | 5,500円 | 1,000円(団体10人以上は900円) |
| 2等遊漁券(投網・四手網等) | 全魚種 | 24,000円 | 8,000円 |
| 学生全魚種釣券(高校生) | 全魚種 | 1,500円 | 1,200円 |
未就学児・小学生・中学生は遊漁料無料(中学生は年券・日券に限る)、身体障がい者手帳等を提示できる方は半額です。金額は消費税込みで、現場(漁場内)で漁場監視員から直接購入する場合は、遊漁料と同額の2倍の付加料金が加算されるため、合計は事前購入時の3倍になります(例:普通釣日券は1,700円+付加料金3,400円=現場売り合計5,100円)。事前に取扱所またはオンラインシステムで購入することを組合も呼びかけています。あゆ以外の魚種を対象とした「普通釣日釣券」(1,700円/日)は全国のコンビニでも24時間購入でき、釣行日の午前0時1分から当日限定で購入可能です(商品番号0264261、販売期間は例年3月1日〜11月30日)。購入後は遊漁承認証(券)を必ず携帯し、漁場監視員から提示を求められたら応じる必要があります。
出典:栃木県公式「栃木県鬼怒川漁業協同組合 遊漁規則」、栃木県鬼怒川漁協「鬼怒川漁協の概要」、栃木県鬼怒川漁協「入漁券取扱い所」
栃木県鬼怒川漁協は、あゆの解禁日を鬼怒川本流の区間ごとに分けて公示しています。この区分をもとに、公式サイトで案内されているポイント名を参考に3つのエリアに整理しました。個別ポイントの駐車場・トイレの有無は組合サイトに記載がなく、今回の調査では確認できていません。近隣の目印になる施設のみ記載します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 日光市の鬼怒川本流(大渡・籠岩・木所・佐貫観光ヤナ周辺など) |
| アクセスの目安 | 東武鬼怒川線 龍王峡駅・新高徳駅周辺(区間の最上流側の目印) |
| 駐車場・トイレ | 区間内の個別ポイントは未確認。目印として、区間上流端に近い龍王峡には無料駐車場(約100台)とトイレがあります |
| 対象魚 | あゆ(2026年は7月1日解禁)、やまめ・いわな(本流の佐貫堰堤上流・上平地区に放流あり、解禁は例年3月1日〜9月19日) |
出典:栃木県鬼怒川漁協「鮎釣り情報」、栃木県鬼怒川漁協「渓流釣り情報」、龍王峡「アクセスマップ」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | さくら市(氏家大橋・阿久津大橋周辺)から塩谷町佐貫にかけての鬼怒川本流 |
| アクセスの目安 | JR宇都宮線 氏家駅周辺、区間下流端の佐貫頭首工は塩谷町佐貫地区 |
| 駐車場・トイレ | 各橋周辺の個別駐車場は未確認。区間下流端に近い佐貫石仏(佐貫観音)には約5台分の駐車スペースと公衆トイレがあります |
| 対象魚 | あゆ(2026年は5月24日解禁)、やまめ(渓流魚は例年3月1日〜9月19日) |
出典:栃木県鬼怒川漁協「鮎釣り情報」、塩谷町公式「佐貫石仏【国指定史跡】」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 宇都宮市石井町・上三川町周辺の鬼怒川本流(石井鬼怒橋・上三川大橋など) |
| アクセスの目安 | 国道4号沿い、上三川町中心部から本流方面 |
| 駐車場・トイレ | 公式サイトに個別記載がなく未確認。周辺の入漁券取扱所(釣具店等)に問い合わせるのが確実です |
| 対象魚 | あゆ(2026年は6月1日解禁。友釣り指定区域は真岡市勝瓜頭首工堰〜石井新鬼怒橋) |
渓流魚を目的とする場合は上流〜中流エリア、あゆの友釣りは全エリアが対象ですが、区間により解禁日が異なる点に注意してください。
栃木県鬼怒川漁協の公開情報で確認できた鬼怒川本流の禁漁区は次の2か所です。
掛釣(ぶっこみ釣り等の引っかけ漁法)は全区域・通年で禁止です。また、あゆの投網・掛釣・擬似おとり釣(あゆルアー釣)は行使規則により10月31日までと定められています。全長制限として、さくらます・やまめ・いわな・にじますは15cm、うなぎは25cm、こいは20cm以下の個体は採捕できません。組合が管轄する支流の荒川・西荒川・大谷川にも別途、通年禁漁区域やキャッチ・アンド・リリース区域が栃木県公示の遊漁規則で定められています(大谷川は投網・掛釣・擬似おとり釣・筌が通年禁止、荒川・五行川・小貝川・田川・山田川は掛釣禁止)。鬼怒川本流以外の支流で釣りをする場合は、必ず該当区間の規則を個別に確認してください。
出典:栃木県鬼怒川漁協「鮎釣り情報」、栃木県公式「栃木県鬼怒川漁業協同組合 遊漁規則」
| 時期 | 狙える魚 | 備考 |
|---|---|---|
| 3月〜 | やまめ・いわな | 渓流魚は組合公示の解禁日(本流は例年3月1日)から。放流は佐貫堰堤上流・上平地区など |
| 5月下旬〜7月 | あゆ(友釣・ドブ釣・毛針釣・蚊針釣) | 2026年は区間により5月24日・6月1日・7月1日の3段階で解禁 |
| 8月下旬〜9月 | あゆ(投網・掛釣・ルアー釣) | 直近確認できた区分(令和7年度公示)では区間により8月1日・8月25日・9月1日・9月25日。2026年度分は組合サイトで要確認 |
| 〜9月19日 | やまめ・いわな終了 | 渓流魚の禁漁日 |
| 〜10月31日 | あゆの投網・掛釣・擬似おとり釣終了 | 行使規則による期限 |
| 〜11月30日 | かじか終了 | 対象期間は5月1日〜11月30日 |
| 通年 | にじます | 遊漁期間の制限なし |
出典:栃木県鬼怒川漁協「鮎釣り情報」、栃木県鬼怒川漁協「渓流釣り情報」、栃木県公式「遊漁規則」
渓流竿での釣行には、ロッドやウェーダーなど渓流釣り向けの装備を揃えておくと安心です。
出典:国土交通省 関東地方整備局「鬼怒川ダム統合管理事務所 ダムの放流について」、栃木県公式「遊漁規則」、日光市公式「クマの目撃・被害情報」
増水時や渡渉を伴う釣行では、ライフジャケットの着用も検討してください。種類・選び方はライフジャケットのおすすめ選び方ガイドで詳しく紹介しています。渓流釣りは足元の視界確保も重要なため、偏光サングラスがあると水面の反射を抑えてポイントが見やすくなります。
A. 栃木県鬼怒川漁協の公示情報では、あゆを含む全魚種年券14,000円、日券3,200円が目安です。あゆ以外を対象とした普通釣券は年券7,500円・日券1,700円で、この普通釣日券は全国のコンビニでも購入できます。未就学児・小学生・中学生は無料、身体障がい者手帳等の提示で半額になる制度もあります。現場で漁場監視員から購入すると付加料金が加わり合計が事前購入時の3倍になるため、事前購入がおすすめです。金額は年度で変わるため、釣行前に組合の最新公示をご確認ください。
A. 栃木県鬼怒川漁協の公示では、区間ごとに解禁日が異なります。2026年(令和8年度)は、真岡市砂ヶ原橋〜佐貫頭首工が5月24日、茨城県境〜真岡市砂ヶ原橋が6月1日、佐貫頭首工〜日光市高徳地先取水堰堤が7月1日です。これは友釣・ドブ釣・毛針釣・蚊針釣の解禁日で、投網・掛釣・アユルアー釣は別に解禁日が定められています。釣行前に組合の最新公示を確認してください。
A. どちらも同じ鬼怒川沿いにありますが、鬼怒川温泉は日光市の温泉街を指す地名で、遊漁の管轄区域とは別の話です。釣り場としての鬼怒川本流は、茨城県境から日光市高徳地先の取水堰堤までの区間を栃木県鬼怒川漁業協同組合が管轄しています。高徳より上流(鬼怒川温泉・川治温泉・奥鬼怒方面)の遊漁ルールは今回の調査では確認できていないため、現地で個別に確認してください。
鬼怒川以外の釣り場も検討したい場合は、以下の一覧記事もあわせてご覧ください。