沼島の釣りポイントとアクセス|渡船・マナー・安全

沼島の釣りポイントとアクセス|渡船・マナー・安全

沼島(ぬしま)は兵庫県南あわじ市の沖合約4.4kmに浮かぶ有人の離島で、紀伊水道に面した磯場が多く、本格的な磯釣りのフィールドとして知られています。この記事では、離島ゆえに欠かせない「沼島汽船でのアクセス」「陸っぱりで釣りができる場所」「渡船で磯に渡る場合の注意点」を、公開情報にもとづいて整理しました。渡船・料金・規制などの数値は変更されることがあるため、訪問前に必ず現地・業者へ確認してください(本記事は2026年7月時点で確認できた公開情報にもとづきます。現地取材ではありません)。

基本情報

項目 内容
所在地 兵庫県南あわじ市沼島(土生港の沖合約4.4kmの離島)
アクセス 南あわじ市の土生港(はぶこう)から沼島汽船で約10分。車の持ち込みは不可
主な魚種 メジナ(グレ)、チヌ(クロダイ)、マダイ、イシダイ、コブダイ、青物(ハマチ・メジロ・ブリなど)、アオリイカ、イサキ
シーズン 通年釣りは可能。魚種ごとの目安は後述「季節ごとに狙える魚」参照
情報確認日 2026年7月(公開情報による。現地取材ではありません)

沼島へのアクセス

沼島は離島のため、車で直接乗り入れることはできません。南あわじ市の土生港から沼島汽船(定期船)に乗り、約10分で沼島港に渡るのが唯一のルートです。土生港の駐車場に車を置き、船で渡ってから島内は徒歩で移動する計画を立ててください。

項目 内容
土生港所在地 兵庫県南あわじ市灘土生1-10
運航区間・所要時間 土生港⇔沼島港、約10分
便数 1日10便(沼島発の始発6:20〜最終18:30。公開情報時点、変更の可能性あり)
運賃(片道) 大人480円・子供240円・手荷物280円
運賃(往復) 大人920円・子供460円(往路は当日限り有効、復路は8日間有効)
土生港の駐車場 灘ターミナルセンター北側、1日(24時間最大)500円・約44台収容・現金払いのみ
車・自転車の持ち込み 車の乗船は不可。自転車は手荷物として運べるとの情報があるが、島内は坂・階段が多く実用性は高くないとされる
問い合わせ 沼島汽船本社 0799-57-0008/土生港案内所 0799-56-0644

沼島観光案内所は2022年3月31日で閉鎖されており、島の観光・釣りに関する問い合わせは南あわじ観光案内所(0799-52-2336)が窓口となっています。

釣りができる場所

沼島は住民の多くが漁業に従事する島で、沼島漁港には漁船の出入りが多くあります。漁業関係者の作業の妨げにならないこと、「立入禁止」の掲示がある区画には入らないことが大前提です。漁港での釣りの一般的な注意点は釣り禁止・立入禁止エリアまとめもあわせて確認してください。

沼島漁港(沼島港周辺の堤防・テトラ帯)

項目 内容
所在地 沼島港周辺(南あわじ市沼島)
アクセス 沼島汽船で沼島港に下船後すぐ
足場 漁港の堤防・テトラ帯は比較的整備されている。ただし漁船の作業エリアも隣接する
主な魚種 チヌ、メジナ(グレ)、マダイ、青物(水深約15mとされ、潮通しがよく青物が回遊するルートとして紹介されている)
釣り可否 堤防・テトラ帯での釣行例は確認できるが、漁港内の「立入禁止」表示がある岸壁・作業区画には入らないこと。現地の掲示に必ず従う

沼島一文字(沖堤防)

項目 内容
所在地 沼島港沖の沖堤防
アクセス 陸続きではなく、渡船(川口渡船またはとらや渡船)でのみ渡航可能
足場 コンクリート堤防。水深20m以上とされる
主な魚種 コブダイ(90cm超の実績が紹介されている)、チヌ、メジナなど
釣り可否 過去に護岸工事のため釣行できない時期があったとの情報がある。2026年7月時点で当サイトは工事・釣行可否の最新状況を確認できていないため、渡航前に必ず渡船業者へ確認すること

スポット選びの基本や他エリアとの比較は釣り場ガイドまとめも参考にしてください。淡路島本島側でのんびり釣りをしたい場合は淡路島のキス釣りもあわせてどうぞ。

渡船で磯に渡る場合

沼島の魅力は何といっても周囲の磯場ですが、沖磯・地磯への釣行は渡船が前提で、足場がほぼ整備されておらず初心者向きではありません。潮位や波によって渡れる磯が限られ、渡船の迎え時刻に遅れると帰れなくなるリスクもあります。渡船釣行は経験者向けとして計画してください。

項目 川口渡船 とらや渡船
発着 土生港側(淡路島本島) 沼島側(沼島2397)
連絡先 080-6156-9220 0799-57-0034
料金の目安 往復5,000円前後(情報源により変動あり) 往復5,000円前後(情報源により変動あり)
備考 事前予約制。当日の海況・釣法に応じて渡す磯を決めてもらえるとの紹介あり 事前予約制

料金・運航時間は公開情報の時点のもので、燃料費等により変わることがあります。予約時に必ず最新料金を確認してください。磯は転落・増水による帰船不能のリスクがあるため、ライフジャケットと磯靴(フェルトまたはスパイクソール)の着用は必須と考えてください。

装備の選び方に迷ったらライフジャケットおすすめまとめ、その他タックル全般は釣り道具ガイドまとめも参考にしてください。


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季節ごとに狙える魚

時期 主な魚種 備考
1〜3月 メジナ(グレ)、イシダイ 磯釣りの主力シーズンとされる
3〜6月 アオリイカ(春) 産卵を控えた大型狙い。数は少ないがサイズが出やすいとされる
4〜6月 マダイ 春〜初夏が中心
6〜8月 イサキ 初夏〜夏
7〜9月 青物(ハマチ・メジロ・ブリ、シマアジ・カンパチなど) 沼島漁港の堤防・テトラ帯や沖磯でのショアジギングが紹介されている
9〜11月 アオリイカ(秋) 孵化後の個体が増え、数釣りしやすい時期とされる
通年 チヌ(クロダイ)、コブダイ 季節を通じて狙える魚種として紹介されている

魚種・時期はいずれも釣り情報サイトの一般的な傾向にもとづく目安であり、その年の水温・潮の状況で前後します。また、淡路島全域では夏季(7月上旬〜9月下旬ごろとする情報がある)にアオリイカの自主的な採捕規制(小型個体のリリール呼びかけなど)が案内されているとの情報がありますが、当サイトでは条例・要綱などの一次情報までは確認できていません。この時期にアオリイカを狙う場合は、現地の看板や南あわじ市漁業協同組合への確認をおすすめします。
タコ釣りについては、明石市沿岸で採捕期間・時間・匹数などの厳格なルール(採捕期間12月1日〜3月31日、時間5:00〜12:00など)が知られていますが、これは明石市沿岸の共同漁業権区域に適用されるルールで、沼島(南あわじ市)に同様の規制が及ぶかどうかは確認できませんでした。沼島でタコ釣りをする場合も、事前に地元漁協へ確認してください。

島でのマナー

  • 沼島は住民が生活し、漁業を営む島です。釣り人のマナー違反(放置ゴミ・無断駐車・漁業関係者の作業エリアへの立ち入りなど)が、漁港の釣り禁止化につながることがあります。
  • 車は島に持ち込めないため島内での駐車問題は生じませんが、土生港側の駐車場も民家近くではないか確認し、指定の駐車スペース以外に停めないようにしましょう。
  • ゴミ・仕掛けの切れ端は必ず持ち帰り、島の生活道路や漁港をきれいな状態で使わせてもらいましょう。
  • 沼島は小さな島で、早朝の物音や話し声が住民の生活に響きやすい環境です。始発便(6:20発)を利用する場合も、下船後は静かに行動してください。
  • 「立入禁止」「釣り禁止」の看板がある場所では絶対に釣りをしないでください。

安全

  • 沼島周辺は紀伊水道に面し、外洋の影響を受けやすい海域です。磯釣りでは潮位・波の変化を事前に確認し、無理な釣行は避けてください。
  • 磯場は足場が悪く転落の危険があります。渡船を利用する場合は帰船時刻を厳守し、遅れると迎えに来てもらえない・帰れなくなるリスクがあります。
  • 島内には「南あわじ市国民健康保険沼島診療所」がありますが、離島であるため、症状によっては本土への搬送が必要になる場合があります。持病がある人や体調に不安がある人は無理のない計画を立ててください。
  • ライフジャケットの着用は、漁港での陸っぱり・磯釣りいずれの場合も強くおすすめします。

お盆前後に渡船を利用する場合は、うねりの有無が出船の判断を大きく左右します。「お盆の時期の海で実際に注意したいこと」も参考にしてください。

よくある質問

Q. 沼島にはどうやって行きますか?
A. 南あわじ市の土生港から沼島汽船(片道約10分、大人480円・往復920円)に乗って渡ります。1日10便運航(公開情報時点、沼島発の始発6:20〜最終18:30)ですが、時刻・運賃は変更される場合があるため、訪問前に沼島汽船(0799-57-0008)で最新情報を確認してください。

Q. 車で沼島に渡れますか?
A. 車を乗せて渡ることはできません。土生港の駐車場(灘ターミナルセンター北側、1日500円・現金のみ)に車を置き、船で渡ってからは島内を徒歩で移動します。

Q. 初心者でも沼島で釣りができますか?
A. 沼島港周辺の漁港の堤防・テトラ帯であれば陸っぱりで釣りができ、比較的取り組みやすいスポットです。一方、沼島本来の魅力である磯釣りは渡船が必要で、足場が悪く経験者向けです。初めて訪れる場合はまず漁港エリアから、磯へ行く際はライフジャケットと磯靴を必ず着用し、渡船業者の指示に従ってください。

出典