「小樽 釣り場」で検索すると南防波堤や色内埠頭など有名スポットの名前が出てきますが、その多くは近年立入禁止になっています。この記事では、駐車場やトイレなど設備が確認できた実在の釣り場、禁止・立入制限のあるエリア、季節ごとに狙える魚、北海道特有の採捕ルールを、公式情報と現地情報をもとにまとめました。
| エリア | 主な魚種 | シーズン | 規制の有無 | 情報確認日 |
|---|---|---|---|---|
| 祝津漁港・忍路漁港(小樽市北西部) | マガレイ・アイナメ(アブラコ)・クロソイ・ホッケ・ヒラメ | 通年(カレイは春が中心) | 忍路漁港は漁業活動に配慮を求める看板あり | 2026年7月時点 |
| 塩谷漁港(小樽市西部) | イワシ・サバ・ニシン・マメイカ・ロックフィッシュ | 朝夕まづめが中心 | 特記なし(現地表示に従う) | 2026年7月時点 |
| 小樽港・勝納埠頭 | カレイ・ホッケ・チカ・イワシ・サバ | 通年 | 一部エリアのみ釣り可。フェリーターミナル周辺・西側は状況により立入不可 | 2026年7月時点 |
| 小樽港・北防波堤/南防波堤/島防波堤 | ― | ― | 小樽市・小樽港湾事務所により立入禁止と案内(越波等の危険) | 2026年7月時点 |
| 色内埠頭・色内埠頭公園 | ― | ― | 公園は2018年に再開済み。ただし岸壁・護岸は立入禁止が継続(ネットフェンス設置) | 2026年7月時点 |
「小樽釣り場」で実際に足を運べる場所として、駐車場・トイレ・足場の情報が確認できたスポットを紹介します。港湾部は年によって立入範囲が変わることがあるため、訪れる前に必ず現地の看板やフェンスの表示を確認してください。エリア選びに迷ったら釣り場ガイドまとめもあわせてご覧ください。
| 所在地 | 小樽市祝津 |
|---|---|
| アクセス | 小樽市街地から車で移動可能(祝津マリンランド方面) |
| 駐車場 | 漁港内には無いが、近くに駐車場あり |
| トイレ | 漁港内には無いが、近くにあり |
| 足場 | 外側堤防の先端部にテトラがあり、海底は砂地中心で根掛かりは少なめ |
| 主な魚種 | マガレイ・スナガレイ・クロソイ・アイナメ(アブラコ)・ヒラメ・ホッケ・マイカ・ヤリイカ |
| 釣り可否 | 可。小樽港と比べて釣り人が少ないとされる |
出典:釣り場.net「祝津漁港(小樽市)の釣り場情報まとめ」
| 所在地 | 小樽市忍路(忍路湾の奥) |
|---|---|
| アクセス | 小樽市街地・余市方面から車で移動可能 |
| 駐車場 | 専用駐車場は無し |
| トイレ | 無し |
| 足場 | 岩場・テトラ帯。港内への車の進入は禁止 |
| 主な魚種 | マガレイ・スナガレイ・ホッケ・アイナメ(アブラコ)・クロソイ・ガヤ |
| 釣り可否 | 可。ただし「漁業活動を妨げる可能性がある場所での釣りは避けるように」との看板が設置されているため、係留船や作業スペース周辺は避けること |
出典:釣り場.net「忍路漁港(小樽市)の釣り場情報まとめ」
| 所在地 | 小樽市塩谷 |
|---|---|
| アクセス | 小樽市街地から車で移動可能。JR塩谷駅からも徒歩圏 |
| 駐車場 | 海水浴場開設期間(例年7月中旬〜8月中旬)は有料駐車場あり。それ以外の時期の駐車場稼働状況は未確認 |
| トイレ | 海水浴場開設期間は仮設トイレあり。それ以外の時期は未確認 |
| 足場 | 漁港内の岸壁が中心 |
| 主な魚種 | イワシ・サバ・ニシン(サビキ)・マメイカ(エギング)・ロックフィッシュ(探り釣り) |
| 釣り可否 | 可。全道レベルで人気の釣り場とされる |
出典:魚速報「塩谷漁港(小樽)の釣り場情報」/小樽市公式サイト「海水浴場オープン情報」
| 所在地 | 小樽市勝納町地先 |
|---|---|
| アクセス | JR小樽築港駅から徒歩15〜20分、車は小樽ICから道道17号線経由 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| トイレ | あり |
| 足場 | 岸壁。水深は深め |
| 主な魚種 | カレイ・ホッケ(投げ釣り)、チカ・イワシ・サバ(サビキ) |
| 釣り可否 | 一部エリアのみ可。西側フェリーターミナル周辺・東側先端付近は釣りができるとされるが、それ以外は立入禁止、フェリー接岸時は西側で釣り不可となる場合がある。現地の看板・フェンス表示を必ず確認 |
「小樽 釣り禁止エリア」を調べている方向けに、公式情報で確認できた立入禁止・利用禁止のエリアをまとめます。
小樽港・北防波堤/南防波堤/島防波堤:小樽市公式サイトの小樽港防波堤施設の案内ページには「防波堤は越波等により危険なため立入禁止です」と明記されています。かつては人気の釣り場として紹介されることもありましたが、現在は港湾管理者側が立入禁止としている施設であり、本記事では釣り場として紹介しません(小樽市公式サイト「小樽港防波堤施設」)。2026年1月には国の重要文化財に指定されており、文化財保護の観点からも管理が強化される可能性があります。
色内埠頭(色内ふ頭)・色内埠頭公園:色内ふ頭は2017年(平成29年)8月24日正午から、岸壁の安全性が確保されていないことを理由に立入禁止となりました。その後公園そのものは2018年(平成30年)5月19日に利用を再開しており、広場などは現在も利用できます。ただし岸壁・護岸については関係者以外立入禁止が継続しており、岸壁への立ち入りを防ぐために高さ1.5〜2m・長さ358mのネットフェンスが設置されています。フェンスの海側に入って釣りをすることはできないため、本記事では釣り場として紹介しません。「公園が再開した=釣りができるようになった」ではない点に注意してください。公園の所管は小樽市建設部建設事業室公園緑地課(電話0134-32-4111)で、最新の利用状況はこちらで確認できます(小樽市公式サイト「色内埠頭公園」/小樽観光協会「色内埠頭公園…5/19より再開(岸壁は立ち入り禁止)」)。
勝納埠頭の一部区画:荷役区域・フェリー関連区域はSOLAS(国際船舶港湾保安法)に基づく保安区域として一般の立ち入りが制限されています。釣りができるとされるのは限られたエリアのみです(上表参照)。
いずれのエリアも、インターネット上の古い釣行記だけを頼りにせず、現地の最新の看板・フェンスの表示を最優先してください。禁止エリア全般の考え方は釣り禁止まとめも参考にしてください。
釣り禁止をめぐるトラブル体験として、「海岸での釣り禁止についての質問」でも実際にあったやり取りが紹介されています。
| 時期 | 狙いやすい魚 | 釣り方の目安 |
|---|---|---|
| 3〜5月(春) | ニシン・マガレイ | ニシンは接岸に合わせてサビキ・投げ釣り、カレイは投げ釣り |
| 6〜8月(初夏〜夏) | アイナメ(アブラコ)・クロソイ | 探り釣り・ルアー |
| 8月下旬〜11月上旬(秋) | チカ・イワシ・サバ・マメイカ | チカ・イワシ・サバはサビキ釣り、マメイカはエギング |
| 12〜2月(冬) | ヤリイカ・ホッケ | 夜釣り中心。防寒・防滑対策が必須 |
北海道の海釣りではニシンとチカが定番のターゲットです。ニシンは春の接岸シーズン(3〜5月ごろ)に群れで岸近くへ寄ってくることがあり、そのタイミングに合わせてサビキ仕掛けや小型のカゴ釣りで狙います。群れが入っていない時期は釣果にムラが出やすいため、直前の釣果情報を釣具店などで確認するのが確実です。
チカは本州でいうワカサギに近い小型魚で、通年狙えますが盛期は秋(9〜11月ごろ)とされます。サビキ竿に小さめ(3〜5号程度)のサビキ仕掛けを付け、コマセ(アミエビなど)をカゴに詰めて足元近くで上下に誘うだけで、初心者でも数釣りが期待できます。堤防際で根掛かりが多い場合は、仕掛けを沖に飛ばす「飛ばしサビキ」に切り替える方法もあります。
道具の基本セットはタックルおすすめまとめでも紹介しています。
北海道の沿岸はほとんどの海岸線に共同漁業権が設定されています。アワビ・ウニ・ナマコなどを許可なく採ることは、竿釣りの合間であっても密漁・漁業権侵害にあたります。とくにアワビ・ナマコ・シラスウナギは「特定水産動植物」に指定されており、無許可の採捕には3年以下の拘禁刑または3,000万円以下の罰金という重い罰則が科されます(水産庁「密漁を許さない」)。ウニなど第一種共同漁業権の対象水産物についても、無許可での採捕は漁業法違反となり100万円以下の罰金の対象となり得ます(刑事事件弁護士コラム「密漁の罰則が強化」)。竿釣り中心の遊漁であっても、貝類・ウニ・ナマコ・海藻類には安易に手を出さないことが基本です。北海道の遊漁ルールの詳細は北海道水産林務部水産局漁業管理課(電話011-204-5481)や後志総合振興局産業振興部水産課で確認できます(後志総合振興局「密漁防止に係る周知・啓発について」)。
また、防波堤や埠頭の一部区画は港湾管理者・漁協が個別に立入を制限しています。現地の看板・フェンスの表示が最新かつ最優先の情報源です。全国の規制の考え方は都道府県別釣りルールまとめも参考にしてください。
小樽は積雪・凍結する期間が長く、冬季は防波堤や岸壁の足場が滑りやすくなります。滑りにくい靴と十分な照明を用意し、除雪されていない駐車場や路肩には無理に車を停めないようにしてください。日照時間も短くなるため、暗くなる前に切り上げる計画を立てましょう。
足場が高い岸壁や波の高い日は、ライフジャケットの着用を徹底してください。ゴミは必ず持ち帰り、仕掛けや糸くずを放置しないこともマナーの基本です。冬の函館・道内共通の注意点は函館の釣り場ガイドもあわせて参考にしてください。
祝津漁港・忍路漁港・塩谷漁港のほか、小樽港・勝納埠頭の一部エリアで釣りができます。有名な南防波堤・北防波堤・色内埠頭は現在立入禁止となっているため注意してください。
小樽市公式サイトによると、北防波堤・南防波堤・島防波堤はいずれも越波等の危険を理由に立入禁止と案内されています(2026年7月時点)。現地の看板・フェンスに従い、立ち入らないようにしてください。
ニシン・チカ・イワシ・サバ・ホッケ・マガレイ・アイナメ(アブラコ)・クロソイ・マメイカなどが中心です。春はニシン、秋はサビキでのチカ・イワシ・サバが特に人気です。