相模川バス釣りポイント|遊漁券とリリース規制の注意点

相模川バス釣りポイント|遊漁券とリリース規制の注意点

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神奈川県を流れる相模川は、下流のテトラ帯から中流の橋脚周り、上流のえん堤下まで多彩なポイントが連なる関東屈指のバスフィッシングリバーです。ただし相模川は相模川漁業協同組合連合会などが管轄する漁業権河川であり、遊漁のルールを知らずに立ち入るとトラブルになりかねません。本記事は2026年7月の公開情報確認時点の内容をもとに、遊漁券・リリース規制の注意点と、実在するエリア情報を整理した釣り場ガイドです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

相模川でブラックバスを釣るのに遊漁券は必要?

相模川の本流でブラックバスだけを釣る場合、遊漁券は必要ありません。神奈川県が公表している「遊漁のルールに関するよくある問合せ(Q&A)」の問23は、第5種共同漁業権が設定されている河川・湖沼で、漁業権の対象になっていない魚種(ブラックバス等)を釣る場合は「遊漁券を購入する必要はありません」と答えています。相模川漁業協同組合連合会(相模川漁連)の遊漁規則(令和8年6月1日施行)でも、遊漁の対象とされている魚種はやまめ・いわな・にじます・あゆ・うぐい・おいかわ・ふな・こい・うなぎ・手長えびで、ブラックバスは含まれていません。

ただし同じQ&Aは、「漁業権の対象となっている魚種(こい、ふな、うなぎ等)を混獲している場合には、遊漁券を購入する必要があります」とも説明しています。コイやフナ、ウグイなど漁業権の対象魚も釣る(混獲する)場合は遊漁券が必要です。相模川漁連の遊漁規則では、あゆ・うぐい・おいかわ・ふな・こい・うなぎ・手長えびを対象にした竿釣りの料金は、年券が13,000円、1日券が販売所・オンラインでの購入なら2,000円、現場で監視員に納める場合は3,500円で、18歳以下は無料です(2026年10月5日確認。料金や規則は改定されることがあるため、釣行前に相模川漁連へご確認ください)。

相模川漁連の公式ページ「釣りのご案内」には、「神奈川県内の相模川と、その支流の上流域は、宮ヶ瀬湖、相模湖、津久井湖と、一部の河川を除いては、相模川漁業協同組合連合会の漁業権が設定されています」と書かれています。県の漁場計画(令和5年5月17日公示)でも、基点O・P(相模原市緑区小倉・川尻の標柱)から山梨県境までの相模川は、相模川漁連の漁業権区域から除かれています。釣り場が相模川漁連の区域かどうかで迷う場合は、釣行前に漁連へ確認してください。

釣ったバスのリリース(再放流)は禁止されています

神奈川県内水面漁場管理委員会の指示第3号(令和8年1月6日付、指示期間は令和8年2月1日から令和9年1月31日まで)は、コクチバスを県内の内水面で採捕した人は、生かしたまま採捕した水域から持ち出したり、採捕した水域に再び放したりしてはならないと定めています。オオクチバスとブルーギルも、県内の内水面の「共同漁業権の設定された漁場」で同じ扱いです。例外は、オオクチバスを芦ノ湖で採捕して芦ノ湖に放す場合、公的機関が試験研究に使う場合、同委員会が必要と認めた場合の3つです。

相模川漁連の漁業権区域は第5種共同漁業権が設定された漁場なので、相模川本流で釣ったバスは、コクチバスでもオオクチバスでも、生かしたまま元の水域へ戻すことはできません。一方、コクチバスは県内の内水面すべてが対象ですが、オオクチバスとブルーギルの対象は共同漁業権が設定された漁場です。相模湖・津久井湖・宮ヶ瀬湖でのオオクチバスの扱いが相模川本流と同じとは限らないため、これらの湖で釣る場合は県の内水面漁場管理委員会事務局(電話 045-210-8556)に確認してください。県は、コクチバス等は特定外来生物法に基づき飼養・運搬等も原則禁止されていると案内しています。指示に違反し、従うよう命じた知事の命令にも違反した場合は、罰則が適用されることがあります。

出典(2026年10月5日確認):神奈川県「遊漁のルールに関するよくある問合せ(Q&A)」、相模川漁業協同組合連合会遊漁規則(令和8年6月1日施行)、相模川漁業協同組合連合会「釣りのご案内」、神奈川県「内水面漁場計画」、神奈川県内水面漁場管理委員会指示第3号、神奈川県「内水面漁場管理委員会指示」

相模川のバス釣り事情(遊漁券・規則の注意)

相模川漁業協同組合連合会の遊漁規則では、やまめ・いわな・にじますなどの渓流魚、あゆ、うぐい・おいかわ・こい・ふな・うなぎ・てながえびといった「雑魚」が遊漁券の対象魚種として定められています。ブラックバスはこの対象魚種に含まれておらず、神奈川県のQ&Aでも、バス釣りのみであれば遊漁券は不要とされています(冒頭の解説と出典を参照)。ただし、漁業権の対象魚(こい・ふな・うなぎ等)を混獲した場合は遊漁券が必要です。判断に迷う場合や最新の運用は、必ず相模川漁業協同組合連合会へ直接確認してください。

もうひとつ重要なのが再放流(リリース)の扱いです。神奈川県内水面漁場管理委員会の指示(令和8年2月1日から令和9年1月31日まで)により、コクチバスは県内の内水面すべてで、オオクチバス・ブルーギルは共同漁業権が設定された漁場で、生かしたまま持ち出したり、採捕した水域へ再放流したりすることが禁止されています。相模川漁連の漁業権区域は共同漁業権が設定された漁場にあたるため、本流で釣ったバスを生かしたまま元の水域へ戻すこと(キャッチ&リリース)はできません。違反して知事の命令にも従わなかった場合は罰則が適用されることがあるため、必ず事前に最新の指示内容を確認したうえで釣行してください。

遊漁券・規則の早見表

項目 内容
管轄 相模川漁業協同組合連合会ほか各地区漁協
ブラックバス 遊漁対象魚種に含まれず、バス釣りのみなら遊漁券不要とされる(要事前確認)
渓流魚(やまめ等) 日券・年券あり。料金は2025年4月改定を経ており、最新額は公式サイトで要確認
雑魚(うぐい・こい等) 日券・年券あり。金額は公式サイトで要確認
18歳以下 遊漁券無料(2023年5月1日から)
採捕禁止区域 磯部頭首工(えん堤の上下流150メートル)と寒川取水えん堤(上流100メートル〜下流は神川橋の橋脚下流端まで)は、県漁業調整規則第37条で水産動植物の採捕が禁止(詳細は「エリア別ポイント」)
リリース規制 生体の持ち出し・再放流は、コクチバスが県内の内水面すべて、オオクチバス・ブルーギルが共同漁業権の設定された漁場で禁止(例外あり。詳細は冒頭の解説)

エリア別ポイント(実在地名)

相模川のバス釣りポイントは上流・中流・下流で特徴が異なります。上流域では相模原市の猿ヶ島や磯部頭首工えん堤周辺が知られていますが、磯部頭首工のえん堤まわりは採捕禁止区域に定められています(下の「えん堤まわりの採捕禁止区域」を参照)。中流域では座架依橋や相武台下駅周辺、海老名運動公園周辺が定番エリアとして紹介されています。下流域では戸田スポーツ広場周辺、大神スポーツ広場下、神川橋周辺のテトラ帯がよく知られ、シーバスとの混生ポイントとしても人気です。ただし神川橋の上流には寒川取水えん堤があり、えん堤から神川橋の橋脚下流端までは採捕禁止区域に定められています(下の「えん堤まわりの採捕禁止区域」を参照)。必ず現地の看板・案内表示を確認してから釣行してください。

えん堤まわりの採捕禁止区域(磯部頭首工・寒川取水えん堤)

神奈川県漁業調整規則の第37条は「何人も、次に掲げる区域内においては、水産動植物を採捕してはならない」と定め、相模川では次の2か所を挙げています(令和8年3月31日改正までを反映した規則本文を2026年10月16日に確認)。

  • 磯部頭首工(相模原市南区磯部地先・第5号):えん堤上流端から上流へ150メートルまで、および同えん堤上流端から下流へ150メートルまでの区域
  • 寒川取水えん堤(高座郡寒川町宮山地先・第10号):えん堤上流端から上流へ100メートルまで、および同えん堤上流端から下流へ神川橋の橋脚下流端までの区域

神川橋周辺のテトラ帯を狙う場合も、寒川取水えん堤から神川橋の橋脚下流端までの間は上記の採捕禁止区域に含まれます。区域の境は現地の標識と、県(環境農政局水産課・電話 045-210-4549)の案内で確認し、禁止区域では竿を出さないでください。

季節別の狙い方

春は産卵前後のバスが岸寄りするタイミングで、橋脚や護岸の際を丁寧に探るのが有効とされています。夏は日中の水温上昇を避け、朝夕のマズメ時間帯にシャローで反応が出やすくなります。秋は落ちアユなどベイトの動きに合わせてバスも広範囲に散るため、テトラ帯やブレイクラインを中心にレンジを変えながら探る釣り方が有効です。冬は水温の下がりにくいディープエリアや、堰の下など流れが緩む場所に魚が溜まりやすいとされています。いずれの季節も増水後は川の状況が大きく変わるため、事前に水位情報を確認してから出かけるようにしましょう。

雨の日の釣行は増水や視界の悪化にも注意が必要です。「雨の日の釣りの注意点やおすすめの装備についての質問」でも、装備選びのポイントが紹介されています。

持ち物・タックル

相模川は川幅が広く流れもあるポイントが多いため、遠投しやすいタックル選びが釣果を左右します。基本の道具立ては釣り道具ガイドまとめで全体像を確認したうえで、ロッド・ワームなど個別のアイテムを揃えるのがおすすめです。

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は橋脚周りやテトラ帯を撃つミドルレンジのキャストに扱いやすく、
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があれば護岸のスローな探りからカバー撃ちまで対応しやすくなります。テトラ帯や護岸のランディングでは足場が悪くなる場面もあるため、ランディングネットの選び方ガイドを参考に、柄の長さに余裕のあるネットを用意しておくと安全です。増水時の川は流れが強くなるため、ライフジャケットの着用も忘れないようにしましょう。

まとめ

相模川はエリアごとに表情が変わる懐の深いバスフィッシングフィールドですが、遊漁券の扱いやリリース規制は他の河川と異なる部分があり、知らずに釣行するとトラブルの原因になります。バス釣りのみなら遊漁券が不要とされる一方で、バスの再放流は、コクチバスが県内の内水面すべて、オオクチバスが共同漁業権区域である相模川本流でも禁止されている点は特に注意が必要です。エリア選びや装備を整えたうえで、必ず最新の規則を公式情報で確認してから、ルールを守った釣行を楽しんでください。

出典・参考