四国の徳島県と高知県を流れる吉野川は、日本三大暴れ川の一つと言われています。暴れ川と言うのは、急流の川を意味しており、関東の利根川、九州の筑後川の3つの川は流れが速い事でも有名で、四国の吉野川の上流域などではキャニオニングやラフティングを楽しむフィールドとして人気が高くなっています。また、この川は複数の支流を持つ川で、支流からの流れ込みのポイント、支流や本流などでは渓流釣りを楽しむことが出来る人気の釣り場が多数在ります。
吉野川で鮎釣りが出来るのは主に徳島県エリアの中を流れる川になります。この川を管理している漁業組合は、鮎の放流や川の管理を行っており、釣りに訪れた人は最初に漁業組合で遊漁料を支払う事が必要となります。また、鮎を釣ることが出来るのは解禁となってからの時期で、解禁日は毎年変わることも有るので漁業組合のホームページを利用して確認をしておくことが大切です。尚、鮎だけではなく川で釣りをする場合は遊漁料を支払った上で釣りをする事が大切で、遊漁料は川の管理や魚を放流するための費用などに利用されているのが特徴です。
吉野川での鮎釣りは、2015年度は6月1日が解禁日となっており、遊漁料には遊漁者年券と遊漁者日券の2つの種類が有ります。因みに、アマゴなどを狙うことが出来る川なのですが、アマゴを狙う場合も遊漁料の支払いが必要になりますが、アマゴと鮎の場合では別管理になっており、それぞれの遊漁料が必要になるので注意が必要です。
清流の吉野川では鮎釣りを楽しむことが出来ますが、釣りをする場合には決められた区域の中で釣りをする事、解禁となった時から釣りをすることが出来る事などが在ります。これはどのエリアにおいても同じことが言えますが、川を管理している漁業組合に対して遊漁料を支払い、許可証を発行して貰って初めて釣りをすることが出来ると言った特徴が在り、吉野川の場合は吉野漁業協同組合が管理を行っており、この漁業組合に鮎を釣る時の遊漁料の支払いや許可証の発行の申請を行う必要が有るので、鮎を釣りたい場合は最初に漁業組合に対しての遊漁料の支払いや許可申請を受ける事が大切です。
吉野川で鮎釣りをする場合は吉野漁業協同組合に許可申請を行い、許可証の発行を行って貰う必要が有ります。最近は許可証に写真を掲載する義務付けが行われており、運転免許証に利用するような顔写真を申請時に添付すると、写真に割り印を捺印して貰って許可証が発行されると言った流れになります。また、釣りをする時はこの許可証は見える場所に付けておくことが大切です。
徳島県を流れる吉野川の流域では鮎を釣ることが出来るポイントが多数在り、30㎝前後の大型の鮎を狙えることからも人気が高くなっています。また、この川の鮎は天然の鮎であり、石についている藻などを食べて大きく育った鮎は美味であるとも言われており、釣りたての鮎をお造りにして食べる事も出来ますし、塩焼などで食べるなど釣りだけではなく食べる楽しみも有ることからも人気が高くなっています。尚、鮎は何処でも釣れるわけではなく、釣りが出来る区域が漁業組合により定められているので、釣りが出来る区域を漁業組合のホームページで確認をした上で釣りをする事が大切です。
釣り場の中でも人気が高いのが、阿波別街道の三好大橋周辺、国道266号線の江口橋周辺、祖谷橋周辺などになります。尚、これらの釣り場の中には友釣り専用区域が在るので、おとり鮎を使っての友釣りで鮎を狙いたい人は、友釣り専用区域がどの場所になるのかと言った事を漁業組合のホームページなどで確認をしておくことが大切です。
鮎を釣る時の釣り方にはコロガシ釣りやシャクリ釣り、友釣りなどの方法が有ります。コロガシ釣りは、友釣りに使うおとり鮎を釣る釣り方で、釣り竿は友釣り用の硬調でも可能ですが、友釣り用の硬調竿は、根掛かりが起きた時など、無理矢理に煽ると釣り竿が折れしまう事も有るので、コロガシ用の釣竿を利用する事がお勧めです。尚、友釣り用の釣り竿を利用する場合は、根掛かりしてしまった時などは、道糸を持って切る事で、回転式のトップが取れずに済むなど、根掛におけるポイントが在ります。因みに、コロガシ釣りの釣り竿の長さは、8.1メートル前後がおすすめです。
コロガシ釣りを行う場所は、友釣りで狙うポイントで行うことが出来ます。おすすめとなるのは、シーズン中に友釣り専用区域だった場所で行う事、比較的魚影が濃い場所を狙うのがポイントです。尚、深い場所で狙う場合は、重いオモリが必要になり、腰ぐらいまでの水深の場所で、渡ることが出来るくらいの流れの強さの場所で釣りをするのがポイントとなります。
吉野川は鮎を狙えるポイントが多数在りますが、釣れない場所も有るので事前にどの場所で釣りをすれば釣果が伸びるのかと言ったことを調べておくのが釣果を高めるコツです。また、川の状態などにより釣果にも影響を及ぼすので、川の水位の変動などをチェックしておくのもコツの一つです。尚、地元に在る釣具店などでは、鮎を狙えるポイントを教えてくれるので、この川で初めて鮎を狙う人などは地元の釣具店で釣り餌や仕掛けを購入する時に、お店の人にポイントはどのあたりになるのか、友釣りが出来る場所は何処になるのかと言った情報を入手するのもコツの一つです。
鮎を釣る方法の中でも友釣りは人気が高い釣り方です。しかし、友釣りが出来る場所は川全てではなく、友釣り専用区域や全ての釣り方が出来る区域に限定されます。これらの区域を定めているのが川を管理している漁業組合で、組合のホームページを見る事で友釣りが出来る場所が何処になるのかを知ることも出来ますし、釣り禁止区域などの情報も併せて入手が出来ます。
四国の中を流れる吉野川は鮎釣りが人気の川です。高知県と徳島県の2つの県を流れる事になる川ですが、鮎を釣ることが出来る人気のエリアは徳島県の中に多数在ります。尚、釣りが出来る場所は限られていますし、鮎を釣りたい場合は漁業組合に許可申請を行い許可証の発行をして貰う必要が有ります。また、遊漁料を支払う事で鮎を釣ることが出来ることになるのです。尚、遊漁料には遊漁者年券(1万円)、遊漁者日券(3000円)の2種類が在るので、この川でシーズン中に数回鮎釣りをしたいと言う場合には遊漁者年券を利用した方が安く鮎釣りを楽しめると言ったメリットが有ります。