ズボ釣りの仕掛け|堤防で竿を並べて狙うチヌ・スズキ

ズボ釣りの仕掛け|堤防で竿を並べて狙うチヌ・スズキ

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ズボ釣りは、堤防や波止の際(きわ)に仕掛けを落とし込み、竿を並べてアタリを待つ釣り方です。遠投せず足元を狙うため、投げ釣りのように周囲へ仕掛けを飛ばす心配が少なく、初心者でも始めやすいとされています。この記事では、TSURI HACKやおとみやなど釣り情報サイトの解説と、ささめ針公式サイトの完成仕掛けの仕様をもとに、タックルの目安と釣り方の考え方を整理しました。

項目 目安 備考
竿の長さ 1.6〜1.8m前後の短竿 TSURI HACK。堤防に並べて置く釣りのため遠投用の長竿は不要
道糸 2.5号前後 TSURI HACK
ハリス 1.5〜2号(中通しオモリのストッパーから1ヒロ程度) TSURI HACK
対象魚 チヌ・スズキが中心。メバル・ガシラ・アジなども TSURI HACK/おとみや
エサ オキアミなどのエビ類(付けエサ+撒き餌) TSURI HACK

情報確認日:2026年9月28日。

ズボ釣りとはどんな釣り方か

おとみや公式サイトは、ズボ釣りを「短竿をずらっと波止に並べて、アタリを待つという横着な釣り」と説明しています。「投げ釣りのように仕掛けを遠投するわけでもなく、ウキ釣りのように流すわけでもありません」という一文のとおり、足元に仕掛けを落として置いておくだけの釣り方で、大阪湾など関西の波止で盛んな釣法とされています。TSURI HACKも「堤防で、複数の竿を並べておこなう釣り」とし、「長さを変えた仕掛けを、同時に投入できるため『効率のいい釣り』」だと紹介しています。

狙う魚は、堤防際を回遊しながらエサを探すチヌ(クロダイ)やスズキが中心です。おとみやによると、根魚が濃いポイントで夜釣りをすると「メバルやガシラが撒いたマキエに浮いてきて」アジやアナゴが釣れることもあるとされ、五目釣り的な楽しみ方もできる釣法です。

タックルと仕掛けの号数目安

竿は、TSURI HACKの解説では「1.6メートル〜1.8メートルほどの短竿」、道糸は「2.5号前後が使いやすい」とされています。仕掛けは、道糸を中通しオモリに通し、ヨリモドし(サルカン)からハリス・針へつなぐシンプルな一本針が基本で、ハリスは「1.5号から2号」を「中通しオモリのストッパーから1ヒロ程度」取るとされています。

おとみやが紹介する、より本格的な仕様では、竿は「筏用でかなりオモリを乗せられる硬調、いわゆる本調子」で「1.8〜2.1mの長目のもの」、リールは「3号が50m巻けるチヌ用小型両軸リール」でクラッチ付きが必須とされています。撒き餌用の竿には「5号ぐらいの太い糸」を使うという目安も紹介されています。TSURI HACKの短竿仕様とおとみやの本格仕様は道具のグレードが異なるため、どちらも「その情報源における一つの目安」として、実際に使う竿・リールに合わせて号数を選んでください。

針の目安として、チヌ針は堤防仕掛けで広く使われる号数です。ささめ針公式サイトの「50本入 カン付チヌ」は号数1〜6であり、号数が上がるほど標準線径・標準自重が太く重くなります(号数1=線径0.60mm、号数6=線径0.92mm)。ズボ釣り専用の完成仕掛けとしては、同社の「波止際族のさぐり胴突」(品番D-308・全長1.05m・3本鈎)があり、号数3でハリス1号・モトス1.5号、号数6でハリス2号・モトス3号という仕様で販売されています。この完成仕掛けは対象魚をメバル・ガシラなどの堤防際の小型根魚としており、チヌ・スズキ狙いの太仕掛けとは号数帯が異なります。ねらう魚に応じて号数を使い分けてください。

号数 ハリス モトス
3 1号 1.5号
4 1.5号 2号
5 2号 3号
6 2号 3号

出典:ささめ針公式サイト「波止際族のさぐり胴突」(品番D-308)の仕様表。

釣り方のコツ(竿の間隔とタナのずらし方)

複数の竿を並べる釣り方の考え方として、おとみやは「狙うタナでまず竿一本の設定をします。次に残りの竿のうち一本のタナを矢引(半ヒロ)だけ深く、もう一本は浅くします」という調整方法を紹介しています。TSURI HACKも、複数の竿でそれぞれ「仕掛けのタナを変えてセッティング」し、異なる水深を同時に探ることを勧めており、竿の間隔は「1メートル前後がベスト」としています。

ポイント選びについて、TSURI HACKは「垂直護岸・堤防の切れ目は1級ポイント」としています。堤防の壁面にはカニや貝など魚のエサになるものが付いていることが多く、それを目当てに小魚や、それを狙う大物が寄ってくるという考え方です。撒き餌(マキエ)で魚を寄せてから、付けエサで食わせる組み立てが基本になります。

安全とマナー

ズボ釣りは竿を複数並べて置き竿にする時間が長い釣り方です。使用できる竿の本数や漁具・漁法は、都道府県ごとの漁業調整規則や遊漁規則で定められている場合があります。水産庁「遊漁・海面利用の基本的ルール」のページも、「法律や都道府県の漁業調整規則等によって、水産動植物を採捕する際に使用できる漁具漁法、禁止区域、禁止期間、魚種ごとの大きさの制限、夜間の照明利用の禁止や制限など、様々な規制が決められています」としており、釣行先のルールを事前に確認することが必要です。全国一律の竿数上限を定めた公式資料は今回確認できていません。

置き竿にする際は、竿から目を離しすぎない、通行の妨げにならない場所を選ぶ、撒き餌の使用が禁止・制限されている漁港ではまかない、周囲の釣り人と間隔を空けるなど、安全とマナーへの配慮が必要です。

よくある質問(FAQ)

ズボ釣りとはどんな釣り方ですか?
堤防や波止の際に仕掛けを落とし込み、複数の竿を並べてアタリを待つ釣り方です。遠投もウキ釣りの流し込みもせず、足元に仕掛けを置いておく点が特徴です。

ズボ釣りの仕掛けの号数は何号くらいですか?
TSURI HACKの目安ではハリス1.5〜2号・道糸2.5号前後です。チヌ狙いの完成仕掛けはチヌ針の号数に応じて選び、メバル・ガシラなど小型根魚向けの完成仕掛け(ささめ針D-308)はハリス1〜2号・モトス1.5〜3号という号数帯になっています。

ズボ釣りで釣れる魚は何ですか?
チヌ・スズキが中心のターゲットです。ポイントによってはメバル・ガシラなどの根魚やアジ、アナゴが釣れることもあります。

竿は何本まで並べていいですか?
全国一律の本数上限を定めた公式資料は確認できていません。都道府県や漁業協同組合の遊漁規則で漁具・漁法の制限が定められている場合があるため、水産庁「遊漁・海面利用の基本的ルール」を参考に、釣行先のルールを事前にご確認ください。

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