埼玉県タナゴ釣り場 初心者におすすめやポイントとコツの情報をご紹介!

埼玉県タナゴ釣り場 初心者におすすめやポイントとコツの情報をご紹介!

タナゴは一年を通して釣ることができる魚です。わざわざ遠方に行かなくても埼玉県内の釣り場で釣ることができる魚のため、子供から大人まで気軽に釣り場に行き、釣ることができるということが魅力になります。多くの種類がいますが、日本の淡水魚の中でも群を抜いて美しい姿の魚で、「川の宝石」と称されています。その理由は、繁殖期になるとオスだけに現れる婚姻色です。そのため、鑑賞することを目的として、飼育するために釣りをする人が多くいます。

初心者がタナゴ釣りに必要な道具について

釣り道具である、針、糸、竿、ウキなどの仕掛けと、エサを作るための小皿とスプーン。仕掛けのおもりを調整するときに使用するハサミと、釣れた魚を入れるためのバケツ。魚の写真を撮りたい場合のための観察ケースなどが、初めて釣りをするときに最低限必要な道具になります。その中で特に重要な道具は針と仕掛けになるのですが、タナゴは大変に小さい魚のため、針と仕掛けに使うウキは、魚に合わせて、できるだけ小さいものを用意する必要があります。針は、それ以外のものを使用するとタナゴを釣ることができないため、必ず専用の針を使用します。ウキは、中通しや斜め通しのものがアタリを感じ取りやすいとされています。

釣り道具の中でも、竿は高価なものが多くあるため、初心者の場合はヘラ竿や渓流竿などがあれば代用が可能です。針や仕掛けは専用のものが必要なので、釣り道具の店で相談してみると良いでしょう。バケツやハサミなどは家にあるもので充分です。観察ケースは釣り道具の店で安く購入できます。ただ、飼育を考えている場合には、持ち帰るためにエアポンプとタンクが必要です。

おすすめのタナゴ釣り場について

埼玉県春日部市にある薬師沼親水公園は、薬師沼を中心に整備された公園になります。水場の周囲の足場が良い場所なので、子供を連れていけることと、アスレチック設備や、入浴や宴会ができる施設がある公園なので、家族で行ける場所としておすすめの釣り場です。薬師沼は、主にヘラブナを釣ることが目的の人が多くいる水場になります。スイレンがないエリアでヘラブナを釣る人が多く、スイレンがあるエリアにタナゴがいる傾向にあります。薬師沼親水公園のルールとして、釣った魚を持ち帰ることは禁止されていますので、注意が必要になります。

薬師沼親水公園は公認の釣り場となっていますが、埼玉県では、タナゴの生態を知らずに、釣った魚を持ち帰ってしまう人が多くいることで、産卵がされなくなってしまっていることによってタナゴの数が減少していることと、釣り人のマナー違反が問題とされていることが原因で、釣り人が釣り場を公開しない傾向にあります。そのため、釣り場は自分で探す必要があります。

観賞用に人気のタナゴについて

日本に生息している種類は約15種類います。観賞用として人気がある理由は、繁殖期に出すオスの婚姻色にあります。「タイリクバラタナゴ」は、目やエラ、胸部や腹部にかけて赤くなり、肩部は青緑の金属のような光沢を帯びます。釣り場ではこの種類が釣れることが多いです。「カネヒラ」は、ヒレがピンク色になり、体は青と緑のグラデーションをかもし出した色合いになります。種類の中で、最も大きくなります。「アカヒレタビラ」は、ヒレが赤くなり、体は緑色、エラブタは薄い紫色になります。「ヤリタナゴ」は、ヒレがオレンジ色になり、胸部は緑色になります。

水質にうるさくなく丈夫な魚なので、水槽やろ過装置などの器材が揃っていれば、問題なく飼育をすることができるとても飼いやすい魚です。ただ、婚姻色を長く強く出すためには、その魚を釣り上げた生息域に似た環境を用意する必要があるため、ヒーターや蛍光灯などの照明器具を使って、光や水温をコントロールをするといいでしょう。

タナゴ釣りのポイントの探し方について

春から秋にかけて活性が高くなるため、釣り場のポイントを探しやすくなります。埼玉県でも、湖岸、小川や用水路、船溜まりなどが生息地となり、メインの釣り場ポイントになります。条件としては、水がきれいで、水底が砂や泥であること、湧き水があることがあげられます。これらは烏貝などの二枚貝が生息するための条件となります。二枚貝に産卵するため、二枚貝がいる場所にはタナゴが生息している可能性が高くなります。地図を見て、護岸がされていない小川や用水路は、蛇行していたり緩やかなカーブになっていることが多くあるため、地図上でも釣り場を推測することができます。

釣り場を推測したり、情報を得ることができたときには、実際にその場所に足を運んでみると良いでしょう。岸と水底の切れ目を覗いてみて、その姿を確認できるのが最も良いのですが、確認できない場合には、二枚貝か、二枚貝の貝殻がないかを調べます。釣り場を公開されていないため、情報を得ることが難しいこともあり、自分で釣りのポイントを探すことを楽しみのひとつにしている人が多くいます。

タナゴを釣るためのコツについて

釣りをする際のアタリがとても繊細な魚になるため、アタリを明確に出すためには、釣りに使用する糸を細いものにするといいでしょう。竿は長いものを使うと、アタリに対して合わせにくくなります。90cmから180cmの長さが一般的です。仕掛けについては、ウキを使う場合、ウキの下の方に着いている目印により、アタリが出る前兆や、アタリを感じるために役に立つものになります。アタリについては、ウキが横に振れたり、流れていたウキが止まったりと多彩です。アタリを感じたら竿をしっかりと立て、魚の口に針がかかるようにして、即、合わせることがコツになります。

アタリに合わせる時に気をつけないといけないことは、繊細なアタリのため、釣り手の側も、動きを大きくしてしまうと仕掛けが台無しになってしまう可能性があるため、できるだけ小さい動きで素早く合わせる必要があります。針に付けるエサは、黄身練りやグルテン、タマムシや赤虫を使用しますが、エサもできるだけ小さく針先に付けることもコツになります。

まとめ

昔は釣り場が多数あり、数多く生息していたタナゴでしたが、今では絶滅の危機にある種類がいるのが現状です。中には天然記念物に指定されている種類や、捕獲や飼育が禁止されている種類もいます。そのような状況を把握し、生態を把握して、必要以上に持ち帰ることはしないなどのマナーを守ることが大切です。その上で、釣りのレベルを上げるためにウキなどの仕掛けを自分で作ってみたり、新規の釣り場を開拓するなどが、釣りをする楽しみにつながります。飼育をすることで、どのように婚姻色を出すのかということなどの観察をすることで、その生態について学ぶことができることに意義があるでしょう。