子鮎というのは子供の鮎ではなく、琵琶湖や精進川などに住む小型の鮎のことで冬から春にかけて釣れ、ゴールデンウィーク頃に最も釣れるようになります。ベテランでも難しい鮎の友釣りとは違い、サビキで簡単にたくさん釣れるうえに天ぷらや南蛮漬け、甘露煮など美味しくいただけるため毎年多くの人が子鮎釣りを楽しんでいます。簡単な仕掛けですぐに用意できるので旅行で行ったついでや日帰りの食糧調達にやってみてはいかがでしょうか。
子鮎釣りは一般的な鮎の友釣りと違い、高い技術もいらず、高い竿を用意しなくてもよいので気軽に挑戦することができます。仕掛けも近場の釣具店で揃えることができるもので十分なので初心者にも敷居の低い釣りです。基本的にラセンと呼ばれるサビキの下にサビキ用の針をつけ、錘をつければ仕掛けは完成です。あとはラセンに餌を入れて水の中に沈め、子鮎が掛かるのを待つだけです。このとき、単に店で買った餌を入れるだけではなく小麦粉と混ぜたりして粘り気を出したりするなどの工夫があるので餌を買った釣具店で聞いてみることをお勧めします。
子鮎釣りは一般的な鮎の友釣りと違って簡単なサビキ釣りなので高い技術や竿を必要とせず、用意する仕掛けも簡単で仕掛けを水の中に落とした後は竿を上下にしゃくったりするだけでよいのですが、しゃくり方や餌の作り方にも工夫やこだわりがあるため初心者にも敷居が低い釣りでありながらとても奥の深い釣りであるといえます。
竿は4.5~5.4m程度の延竿であれば何でも使えます。安くて1000円から買えますが何回も子鮎釣りをしようといている人や子鮎釣り以外にも竿を使う人、釣果を多く得たい人は少し奮発して5000円以上のちょっと高めの竿を買うことをお勧めします。仕掛けは道糸が1号、基本10本針の市販サビキにサビキ用のラセンで十分です。しかし、錘などは釣り場の水の流れの強さによって変える必要がありそうです。子鮎の季節になると釣り場近辺の釣具店で仕掛けが販売されるようになるので店員に聞いてみたりして最適なものを購入しましょう。
基本的に釣り場付近の釣具店で一式の装備は整うので、あとはその釣り場に適した仕掛けを購入すれば大丈夫です。ただし、これから子鮎だけでなく他の川魚なども釣ろうと思っている人は少し高めの釣り竿を買うことをお勧めします。仕掛けはサビキのものですのでよほどのことがない限り選ぶのを失敗することはないので気軽に選んでください。
上記のとおり子鮎釣りは初心者でも簡単にできるので家族みんなで楽しむことができます。子鮎は次から次へとテンポ良く釣れるので根気よく待つ必要が無く、飽きやすい子供でも長い時間楽しむことができ、また、釣った子鮎は天ぷらや南蛮漬け、甘露煮になって食卓に並ぶので自分で釣った魚を食べる楽しみを味わうことができます。特に子鮎釣りの人気スポットの一つの琵琶湖では釣りのあとに観光をすることができる上に釣りの最中も日本最大の湖をすぐそばに感じることができ、家族の思い出の1ページを飾ることができるのではないでしょうか。
子鮎釣りは簡単な装備でできる上にテンポよく次から次へと釣れるため家族全員で長い時間楽しむことができ、家族連れからの人気が高まっています。特に琵琶湖での釣りは観光や旅行もついでにできるため人気の釣りスポットとなっています。釣った子鮎は天ぷらや甘露煮に調理して食べられるので食糧調達にもいいかもしれませんね。
子鮎は基本的に琵琶湖かもしくは琵琶湖から流れる川(知内川、犬上川など)で釣ることができます。子鮎は縄張りを作らず、群れで泳ぐので自分が釣っている釣り場に子鮎が来なければなかなか釣れません。なのでずっと同じところで釣り続けるのではなく、釣れないときは早めに見切りをつけて場所を移すのがよいと思われます。琵琶湖周辺であれば川はいくつもありますし、場所の移動はそれほど大変ではありません。また、子鮎のシーズンは地元の釣り人が釣れるポイントに集まっているのでそれを参考にしてみるのもいいかもしれません。その時は釣り人の礼儀を忘れないようにしましょう。
群れで泳ぐ子鮎は群れに当たるとよく釣れますが、そうでないと全く釣れないので早めに場所を移す必要があります。琵琶湖周辺は川がいくつもあり、場所の移動がしやすいためお勧めのポイントです。また、子鮎がよく釣れるポイントには地元の釣り人が集まっているのでそれを目印にしてもよいですが、間に入って釣りをするときは一声かけるなどのマナーを忘れないようにしなくてはなりません。
子鮎の釣り方は竿を動かして掛ったら上げるが基本ですが動かすときもただゆっくり上下に動かしたりしゃくったりいろいろな動かし方があります。こればっかりは聞くよりも実際にやってみてどんなのがよく釣れるか感じるのがいいと思います。子鮎は群れが来たら手返し(魚を針から取って餌をつける一連の動作)が重要になります。群れがどこかへ行く前になるべく多くの子鮎を釣るのです!また、ラセンに入れる餌のシラスも水に入れてから程よくばらまかれるように小麦粉などを混ぜるなどの工夫があり、釣り人ごとのこだわりが表れます。釣具店や地元の釣り人にレシピを聞いてみるのもいいと思います。
釣るときも釣り竿の動かし方や餌の作り方などに釣り人ごとのこだわりが表れます。経験を重ねることでどのような動かし方がよいか、どのような餌が自分の釣りに合っているか分かってくるようになりますが、それが分からないうちは他の釣り人からアドバイスをもらったり自分で試行錯誤することで自分に合った釣りを見つけてみましょう。
子鮎釣りは簡単なサビキの仕掛けでできる初心者にも敷居の低い釣りで、それでいて家族連れでも楽しむことができる手軽な釣りですが、玄人になると自己流の釣り方や餌の作り方を考えてしまうほど奥の深い釣りです。琵琶湖などの人気スポットで風景を楽しみつつ釣りをしたり、釣りのあとに観光をしたりと色々な楽しみ方があります。低い難易度であり、釣った魚を食べられるという釣りの楽しみを知ることができるため釣り初心者の人が釣りを始めるのにももってこいです。家族の思い出作りや初めての釣りとして、子鮎釣りを一度やってみてはいかがでしょうか。