天川村は奈良県吉野郡に在る村で、奈良県の中部に位置しています。尚、この村には世界遺産に登録されている、紀伊山地の霊場や参詣道などの主要構成要素となっている修験の山となる大峰山が在り、大峰山の麓には天河大弁財天社が在ります。天河大弁財天社は、能との縁が深いと言われており、能に由来する品物が数多く奉納されており、国指定の重要文化財に指定されています。尚、このエリアは渓流での釣りも人気が高いスポットになっています。
天川村には、天然の鮎やアマゴを狙える川が豊富にあります。尚、天然の鮎やアマゴと言うのは自然の中に生息する魚であり、多くの人々が狙ってしまう事で、このエリアの川から姿を消してしまう可能性が有ります。それ故に、漁業組合が管理を行って放流を行う事、解禁を作って決められた期間のみアマゴや鮎を狙えるようにしています。また、遊漁料を徴収する事で管理における費用を工面出来ることからも、このエリアで鮎を狙ったり、アマゴを狙う場合には遊漁料をきちんと支払い、決められた場所で鮎釣りや渓流釣りを楽しむ事が大切なのです。
渓谷と言うのは山の奥に在る清流であり、この清流には天然のアマゴなどの魚が生息しています。渓流釣りの醍醐味は、自分の足で山道や川を上がって、魚がいるポイントを探すと言う自然を相手にするアウトドアスポーツを楽しめる事に在ります。そのため、山歩きの知識やスキルなども必要になるので初心者は経験者と一緒に渓谷に向かう事が大切です。
天川村におけるアマゴの解禁日は2015年度の場合は3月8日になっています。解禁日は毎年変わる事も有るので、アマゴをこの村の中に在る川で狙う場合は、天川村漁業組合のホームページなどを利用して解禁日を確認しておく必要が有ります。また、アマゴを狙う場合には遊漁料が必要になりますが、遊漁料には1日分のチケットと、1年分のチケットの2つの種類が有ります。因みに、1日分のチケットは3000円となりますが、1年分のチケットは1万円になるので、3回以上この村の川でアマゴを狙いたいと言う人は1年分のチケットの方がお得感があるのでおすすめです。
1年分のチケットは3回以上釣りに来る人にとってはリーズナブルな価格で遊漁料を支払う事が出来ると言ったメリットが有りますが、1年分のチケットを利用する場合は顔写真の提出が必要になります。写真が在ることで、第三者になりすましてアマゴを狙う人を防止出来るからで、天川村の川ではアマゴだけではなく、鮎を狙う場合も写真が必要になります。
天川村の中には村を縦断する形に作られている国道53号線が有ります。この国道53号線沿いには久尾ダムが在り、ダムに流れ込む本流の川は天の川と呼ばれている川になります。天の川は、源流から広瀬谷、西之谷、桑の谷、久尾谷などの支流が合流して本流の流れを作り出して久尾ダムに注がれ、久尾ダムを越えた場所からは、坪内谷の支流と合流します。尚、坪内谷と合流するエリアは天の川温泉と呼ばれている温泉地になっており、渓流釣りを楽しんだ後に、温泉にのんびりと浸かれるなどの醍醐味も有ることからも人気の釣りスポットになっています。
天川村の中には久尾ダムと呼ばれるダム湖が在ります。このダム湖は天の川と呼ばれる本流の川の途中に作られたダムで、ダムを境にして上流域と下流域で渓流釣りを楽しむことが出来ます。また、天の川は村の中を縦断する形で作られた国道53号線沿いに在るため、マイカーを利用して訪れる人も多く、人気が高い渓流釣りのスポットになっています。
渓谷の中での釣りの事を渓流釣りと言いますが、天川村の中を流れる天の川を初め、川迫ダムが在る川迫川などで楽しむ事が出来ます。また、天の川や川迫川は本流の川であり、これらの川には多数の支流の流れ込みも有るので、支流での渓流釣りも楽しむことが出来ます。尚、本流と違って支流の川と言うのは山深い場所にポイントが有るケースが多く、山登りのスキルや知識などが必要になることからも、初めての人などの場合は経験を持つ人と一緒に出掛ける事が大切で、装備などについても万全な状態で山に入ることが大切です。尚、支流の川の中には永年禁漁となっている場所も有るので、事前に禁漁区域などの確認をしておくことが大切です。
川迫ダムは村の北東に位置するダムで、ここよりも西側で川迫川と合流する弥山川は永年禁漁の川になります。更に、川迫ダムよりも東側に在るオソゴヤ谷も永年禁漁となっており、事前に禁漁エリアについての情報を入手してから出掛けることが大切です。尚、天川村の天川漁業協同組合のホームページでは禁漁区域の紹介などを行っているので、事前に確認をしておくことが大切です。
天川村の漁業組合では川の自然保護の目的で毎年魚の放流を行っています。放流量は毎年異なりますが、発眼卵放流は15万粒ほど、稚魚の放流は9万匹、幼魚の放流は100kg、成魚の放流は4150kgと言われています。但し、村の東側に位置する川迫ダムの上流域から大川口の間は成魚の放流は行っていないので、アマゴなどを狙う場合は川迫ダムの上流域よりも上側のポイントを狙うのもコツの一つになります。尚、この村の中の川では鮎を狙う事も出来ますが、鮎は平成27年の場合は5月31日から10月31日にかけて解禁となっており、解禁日は毎年異なるので事前に情報を得た上で楽しむ事がコツとなります。
自然が豊富にある天の川や川迫川は複数の支流からの流れ込みが有るため魚影が濃いポイントになっています。尚、支流などは山深いエリアになるので、装備は万全を期して楽しむ事がコツであり、雨が降った時などは急に川の水が増水する危険も有るので知識や経験を要するポイントとなります。そのため、このような場所で魚を狙う場合は経験を持つ人と一緒に出掛ける事が安全です。
奈良県の吉野郡天川村には、天の川と川迫川の2つの本流が有り、それぞれ鮎やアマゴなどの魚を狙うことが出来ます。本流は比較的広が多く入るので、それほど危険は有りませんが、これらの川に流れ込みを持つ支流ともなると、無数に支流が有るので、人が入る数が少ない場所も有ります。そのため、初心者や経験が薄い人などは経験を持つ人と一緒に出掛ける事が安全ですし、天候などが急変する事で川の水量が増えるので経験や知識を持つ人と一緒に楽しむ事が大切です。また、自然保護の目的において小さな魚が釣れた場合はリリースしてあげるのもマナーの一つです。