房総半島と言うのは東京湾と太平洋に囲まれた半島で、半島全域が千葉県です。尚、半島はどこからどこまでと言った定義は在りませんが、このエリアの中での海釣りにおける房総エリアと言うのは、東京湾側は千葉市、太平洋側は九十九里や銚子などの幅広いエリアになります。また、釣り場は海だけではなく、川や湖、沼地などの釣りのポイントが在りますが、ここでは海釣りにおける房総エリアの中での釣り場の紹介を行って行くことにします。
市原市は東京湾に面したエリアであり家族向け、初心者向けの市原市海釣り施設が在ります。この海釣り施設は、養老川河口に位置しており、養老川臨海公園に隣接する形で作られています。川からの栄養を海に注ぐ形の場所で在り、小魚も多く集まり、小魚を狙う大型の魚も寄って来るので、汽水域に多いとされるチヌやセイゴなどの魚を狙う事も出来ます。養老川臨海公園に隣接する管理棟か東京湾に向かって伸びる桟橋が在り、その桟橋の突き当りから左右に伸びる桟橋で釣りが出来ます。また、桟橋の両側にはフェンスが設置されているので安全な状態で釣が出来るおすすめの施設です。
施設を利用する場合は大人920円、中学生460円と言った施設利用料が必要になりますが、小学生および65歳以上の人は無料で利用出来る施設になっています。房総の中では最も安全な状態で海釣りを楽しめる施設であることや、東京方面からもアクセスが良いなどの理由からも土日ともなると多くの家族連れなどで賑わいます。また、管理棟にはトイレや売店などが在り、駐車場も完備されているのでマイカーを利用したファミリーフィッシングにも最適です。
市原市海釣りではサビキ釣りでアジ、イワシ、サッパなどの回遊魚、投げ釣りでシロギスやカレイ、ウキ釣りやフカセ釣りでメバル、クロダイ、セイゴなどを釣ることが出来ます。また、この海釣り施設よりも南側に在るのが袖ヶ浦海浜公園です。ここは海釣り施設ではなく、無料で釣りを楽しむ事が出来るおすすめの場所です。東京や神奈川県などからもマイカーを利用する事でアクセスが良い場所で、東京湾アクアラインの袖ヶ浦インターチェンジ、木更津南インターチェンジを下りてから北東に向かう事で袖ヶ浦海浜公園に出掛ける事が出来ます。尚、ここは護岸からの釣りが出来る場所で、投げ釣りやブッコミ釣り、ウキ釣りなどを楽しむ事が出来ます。
袖ヶ浦海浜公園は護岸での釣りを楽しむ場所で、無料で利用できる房総のおすすめの場所の一つです。護岸から夏場は投げ釣りでシロギス、メゴチなどを釣ることが出来、ブッコミ釣りをするとマゴチを狙う事も出来るポイントです。また、護岸は整備が行われており、海側にはフェンスが設置されているので安全な状態で海釣りを楽しめる家族向け、初心者向けの場所であり、トイレや駐車場なども在るのでマイカー利用でも安心です。
市原市海釣り施設や袖ヶ浦海浜公園などの釣り場と言うのは東京などからのアクセスが良いので人気が高い場所になっています。また、どちらもフェンスが設置されているので小さな子供と一緒に海釣りを楽しみたい家族連れにも人気が高い場所です。中の島公園は木更津に在る公園施設で、公園周辺の海は潮干狩り場としても人気の場所です。この公園は、木更津港近くの鳥居崎海浜公園を抜けて、中の島大橋を渡ることが出来る場所で、マイカーを利用して行き来が可能です。また、中の島公園の中には駐車場やトイレなどが在るため、マイカーを利用してのファミリーフィッシングにも最適です。
中の島公園での釣りは、橋を渡って直ぐの右側の護岸で楽しむ事が可能で、ハゼやセイゴ、メバルなどを釣ることが出来ますし、鳥居崎海浜公園も釣りが可能で、護岸からの釣りでは夏から秋にかけはハゼが良く釣れる家族向きの釣りのポイントです。また、ルアー釣りではスズキを狙えるポイントとしても知られており、夜釣りではメバルやカサゴなどを狙えるポイントです。
房総には公園施設や漁港、港などで釣りを楽しむ事が出来る場所が多数ありますが、南房や外房、内房と言った3つのエリアに分ける事が出来ます。釣りをする場所が多く在るので、3つのエリアの中で何処に釣りに出掛けるのかを決めておくと、釣り場を選ぶ時など便利です。南房総エリアには館山市富士見に沖ノ島公園が在ります。陸続きになっている沖ノ島と呼ばれている小島が正面に在る護岸で釣りを楽しめるようになっています。季節に応じて、シロギス、メゴチ、ハゼなどを初め、メバルやサヨリ、クロダイ、メジナ、アオリイカ、ウミタナゴなどを釣ることが出来ます。
沖ノ島公園と鷹ノ島公園の間に在る護岸で釣りをする事が出来ます。場所により岩礁帯になっているので根掛するところも在り、ポイントを探すのがコツになります。尚、鷹ノ島公園周りや護岸の中央部分などは岩礁帯が多くあるものの、これ以外の場所は海底が砂地になっているので、シロギスやメゴチ、ハゼなどを狙うのには最適なポイントになります。
広いエリアなので釣りを楽しめる場所も豊富に在ります。どのエリアで釣りを楽しむのかを決めるのも、房総エリア内で釣りをするコツの一つです。南房エリアには乙浜港、白間津港、千田港、平館港、千倉港と言った港が集中しているエリアが在り、何れの港も駐車場やトイレなどの施設が在るのでファミリーフィッシングを楽しむのには最適な環境です。国道410号沿いに在る大きな港で、堤防は広いので車を乗り入れする事が出来ますし、駐車も可能です。また、防波堤の入り口近くにはトイレが在るなど、家族連れなどに人気が在る場所になっています。更に、防波堤だけではなく、北側の岸壁でも釣り可能で、こちらも車を横付けで釣りを楽しめます。
乙浜港から北方向に約4キロ先の千倉港の南隣に位置する港平館港も、東側より伸びている防波堤は車の乗り入れが可能ですしトイレも在るので家族連れのファミリーフィッシングにも最適です。尚、これらの港では、アジやサバ、イワシなどをサビキ釣りで狙う事が出来ますし、メバルやクロダイはウキ釣り、投げ釣りではシロギスを狙えるなど、色々な魚を狙えるポイントです。
房総エリアにはこれ以外にも多数の釣り場が在ります。釣り情報を利用する事で、それぞれの漁港や港の中に在る波止での釣果や足場の良さ、トイレや駐車場などの施設の有無などを事前にチェックする事が出来ます。特にマイカーを利用してのファミリーフィッシングを楽しむ場合は、安全な場所で釣りをすることが大切ですし、駐車場やトイレなどの施設が在るのかどうかを調べておくことで釣りをより楽しい物にしてくれるので、事前にチェックをしておくのがおすすめです。また、情報の中には立入禁止エリアの有無なども掲載されているので、立入禁止エリアが在る場合は、禁止エリア以外で釣りをするのが大切です。