筏釣り 初心者におすすめやポイントとコツの情報をご紹介!

筏釣り 初心者におすすめやポイントとコツの情報をご紹介!

筏釣りはかかり釣りの一種で、かかり釣りとは「一定の場所に掛けて釣る」という事を指し、小舟をポイントに固定して行うカセ釣りもこの一種です。主に西日本の内湾など波の穏やかな地域で盛んであり、真珠や牡蠣の養殖筏の上で行われていましたが、現在では釣り専用の筏が設置されていて、大きいものでは20人程が竿を出せる規模のものもあります。狙う魚は主にクロダイ(チヌ)になりますが、瀬戸内海のあたりではカレイ釣りで筏に乗る事もある様です。

初心者の方も肩肘張らずに

筏釣りでのメインターゲットはクロダイになりベテラン向けと思われがちですが、狙える魚はもちろんそれだけではありません。初心者の方で「クロダイはちょっと難しいかな?」という場合などはアジのサビキ釣りやシロギスの投げ釣りなどの比較的簡単な釣りも楽しむ事が出来ます。筏は沖にありますので防波堤などよりは釣果も期待できます。もちろん最初からクロダイを狙う事もアリですし何より釣れた時の喜びも大きいです。釣れてくる外道も多いので楽しめる事が出来ますのでサビキ釣りなどはあくまで選択肢の一つという事で良いでしょう。

筏は元々ある程度沖に設置されており、水深も場所によりますがそれなりにあります。水深があるという事は魚種も豊富だという事であり、クロダイだけを狙っている場合は餌取りとして嫌われますが、そうで無い場合は多彩な外道はむしろ釣りを楽しくさせるものです。初心者の方ならなおさらの事なので、まずは肩肘張らずに挑んでみましょう。

筏釣りでのおすすめタックル

この釣りでは基本的に足元を攻める事になる為、使用する釣竿は取り回しの良い短竿になります。長さは最長でも2メートル、そしてウキなどは使わない為先調子の竿というのが前提となり、また大物の引きを受け止める強さも求められます。先調子の短竿というものは数ありますが、強さも備えるものは中々無いので竿は専用の物をおすすめします。各メーカーより専用のものが発売されているのでその中から自分に合うものを選べば良いでしょう。リールは小型の両軸リールで、前打ちや落とし込み用のものが流用出来ます。その中でドラグ性能の良いものを選びましょう。

リールは両軸リールだけでは無くタイコリールも使用されていますので釣り場や好みに合わせて使い分けてみれば良いでしょう。機能が多いと逆にトラブルも多くなるので機能はシンプルなものがおすすめです。竿の長さは1・8メートルの物なら大抵の釣り場に対応します。道糸は1号程度から太くても2号までで、ハリス通しで使用します。

昔から人気のある釣り

筏釣りを含むかかり釣りは昔から人気のある釣りで、昭和の初頭から行われていて釣竿などの道具自体は年々進化していますが基本的な釣りのスタイルなどは現在も大差はありません。刺し餌をダンゴで包み途中で喰われる事を防ぐと共にコマセにもなるという合理的な釣りである為に大きく変化する事無く長年親しまれているのです。軽い仕掛けを用いている上に基本的にミャク釣りとなるのでアタリを取るにはある程度の慣れが必要です。特にクロダイの場合はアタリが小さく出る事が多いのでその部分の繊細さと難しさもまたこの釣りの魅力の一つです。

筏釣りの人気の高さは各メーカーから発売されている専用竿の種類の多さからもうかがえますが、調子にこだわる方の中にははそれだけでは飽き足らずに竿を自作してしまう方もいます。それだけ竿の調子が釣果に影響を及ぼすという事と、それ以上に釣り人にそこまでのこだわりを持たせる程の魅力のある釣りだという事でしょう。

筏釣りでの釣り座選びのポイント

同じ筏の上でも釣り易い場所とそうで無い場所など違いがあります。まず、筏の四隅は固定用のロープが張られていますので取り込みの事を考えるとおすすめ出来ません。そこを第一の条件として、釣り座を選ぶポイントは潮下に釣り座を構えるという事です。筏釣りは基本的にダンゴを打ち込みクロダイを寄せてポイントを作っていく釣りなので、潮が自分の足元から沖に出て行く状況である事が自分の作ったポイントに正面に構える事になり、理想的な位置取りなのです。そういう場所を取れなかった場合は潮が横から流れている場所でも大丈夫です。

同じ様に見える筏でも潮の流れなどそれぞれ条件は異なります。潮の流れの見極めは意外と簡単で、ロープに絡んだ海藻、筏の下の浮力材のロープのなびき方などから判断出来ます。横に潮が流れている釣り座の場合はダンゴや仕掛けの投入は潮上の方から行い、潮下に流す事でポイントを自分の正面に持ってくる様に心がけましょう。

筏釣りの様々なちょっとしたコツ

筏釣りではまずその仕掛けにちょっとしたコツがあります。この釣りでの仕掛けは道糸に張りがあるフロロカーボンのラインを使い通しで針を直結させます。サルカンなどで道糸とハリスを分けると、そこから仕掛けが折れる為トラブルの元になるからです。他にもダンゴには刺し餌に使うものを少量混ぜておき、硬さは着底と同時に割れる様に柔らかく握ります。針は重りを兼ねる場合もあるので通常のクロダイ釣りより大きめの物を選び、誘いは縦の誘いも横の誘いもゆっくりと行い、特に縦の誘いは餌の自然な落下をイメージした誘いを行う、といった事が挙げられます。

筏釣りでのコツはアタリの取り方にもあります。クロダイのアタリは小さく出る事が多く、特に大型のものにその傾向が強い様です。アタリの出方も居食いや食い上げなど様々で判断が難しい場合も多いです。そこで、少しでも違和感を感じたらとりあえずアワセてみる事です。ラインが止まる、穂先が緩むといったかすかな変化アタリの場合が多いからです。

まとめ

筏釣りは東日本では見られ無い釣りで、主に西日本が中心となります。沖に浮かべた筏の上でコマセを兼ねたダンゴをひたすらに打ち込みアタリを待つという、のんびりとしたイメージとクロダイの微かなアタリを竿先とラインの変化で捉えるという繊細さがある事から玄人好みの釣りと言えるでしょう。この釣りの愛好者には道具にこだわる方も多く各メーカーから竿やリールなど専用の物が数多く発売されておりそのタイプも様々で竿を自作する方までいます。こういった点は同じく繊細な釣りで愛好者の多いタナゴ釣りなどとも共通している事かも知れません。