※本記事はアフィリエイト広告(Amazon・楽天)を含みます。価格・在庫は変動するため最新は各リンク先でご確認ください。
Amazonのアソシエイトとして、ねこりく(cat-land-fishing.jp)は適格販売により収入を得ています。
手賀沼(千葉県我孫子市・柏市)は、都市近郊でタナゴ釣りが楽しめる場所として知られています。この記事では「手賀沼 タナゴ釣り」で調べている方向けに、遊漁のルール・仕掛け・時期・ポイントの考え方を公開情報にもとづいて整理しました。あわせて必ず知っておいてほしいのですが、タナゴの仲間には国の天然記念物や希少種、逆に無許可での飼養・放流が法律で禁止されている特定外来生物まで含まれます。「釣れた魚をどう扱うべきか」を知らないまま持ち帰ると法令違反になりかねないため、釣り方の前に必ず保護・規制の章をお読みください。
遠方への釣り旅行を計画する方向けに、「旅行先で釣った魚を持ち帰る際の質問」のような話題も参考になります。
下表は2026年7月時点で公開情報をもとに確認できた内容です。現地取材は行っておらず、最新の規則は手賀沼漁業協同組合や自治体に直接ご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県我孫子市・柏市にまたがる湖沼「手賀沼」およびその流入水路周辺 |
| 対象魚 | タナゴの仲間(後述のとおり在来種は激減・絶滅状態のものが多く、実際に釣れるのはほぼ外来種中心)。ほかにフナ、コイ、タナゴ以外の小物も混じります |
| シーズン | 目安は3月頃〜6月頃(産卵期前後で活性が上がるとされる)と、水温が落ち着く秋。真夏・真冬は活性が下がりやすいとされています |
| 主な釣り方 | タナゴ専用の短竿・極小仕掛けを使った「タナゴ釣り」(延べ竿・のべ竿スタイル) |
| 規制の有無 | 手賀沼漁業協同組合が管理する遊漁規則があり、コイ・フナ・ウナギ・ワカサギは漁業権対象魚種で遊漁券が必要。タナゴ自体は漁業権の対象外ですが、狙って釣る際にこれらの魚が混獲される場合は雑魚券の購入が必要とされています。禁漁区が4か所(柏市戸張地先、我孫子市都部新田地先、柏市布瀬地先、柏市箕輪及び五条谷地先)指定されています。加えて、タナゴの種類によっては採捕・持ち帰りが法律で禁止されている場合があるため、次章「守るべきルール」を必ず確認してください |
| 情報確認日 | 本記事の情報は公開情報を2026年7月時点で確認したものです。規則は変更されることがあるため、釣行前に必ず最新情報をご確認ください |
手賀沼水生生物研究会(手賀沼周辺の水辺生物を調査している市民団体)の生物図鑑によると、手賀沼で実際に確認できるタナゴ類の状況は次のとおりです。在来種の多くは手賀沼ではすでに「絶滅状態」とされており、現在よく釣れるのはほぼ外来種という点が、手賀沼のタナゴ釣りで特に注意すべきポイントです。
| 種類 | 指定区分・注意点 |
|---|---|
| タイリクバラタナゴ | 中国大陸原産の外来種。手賀沼を含む関東の水系で最も普通に見られるタナゴで、釣れる個体の大半はこの種とされています。特定外来生物ではなく「要注意外来生物」(生態系被害防止外来種リストでは重点対策外来種)の指定。特定外来生物のような法的な飼養禁止はありませんが、在来タナゴ類との競合・交雑を招くため、他の水域への持ち出しや放流は避けるべきとされています |
| オオタナゴ | 2016年10月に環境省が「特定外来生物」に指定した種。中国・ロシア沿海部原産。国立環境研究所の侵入生物データベースでは、茨城県の霞ヶ浦・北浦のほか千葉県・東京都・埼玉県・栃木県の利根川水系で確認されているとされています(手賀沼は利根川水系に含まれますが、同データベースに手賀沼を名指しした記載は確認できませんでした)。特定外来生物は外来生物法により、無許可での生きたままの飼養・保管・運搬・放流が禁止されており、違反した場合は罰則の対象になり得ます。釣れた場合は生かして持ち帰らず、その場で放す(リバースリリース)のが基本です |
| 種類 | 状況・注意点 |
|---|---|
| タナゴ(狭義)・アカヒレタビラ | 手賀沼水生生物研究会の調査では「手賀沼では絶滅状態」とされ、千葉県レッドデータブックで最重要保護生物(Aランク)に分類されています。現在の手賀沼で釣れる可能性は極めて低いとされていますが、万一それらしい魚が釣れた場合は持ち帰らず放流してください |
| ゼニタナゴ | 国の絶滅危惧IA類。手賀沼流域では昭和20年代後半を最後に確認記録が途絶えているとされます。手賀沼水生生物研究会とNEC(我孫子市内の事業所)が2015年から系統保存個体を用いた野生復帰事業を敷地内の池で行っていますが、これは手賀沼そのものへの放流ではありません |
| ヤリタナゴ | 国の準絶滅危惧種。手賀沼本体ではほとんど見られず、流入水路の一部で確認されるとされています |
ミヤコタナゴ(国天然記念物・種の保存法の国内希少野生動植物種)について:ミヤコタナゴは千葉県内では茂原市・いすみ市・御宿町・勝浦市(いずれも県南部)と栃木県にのみ生息が確認されており、公開情報の範囲では手賀沼水系での生息記録は確認できませんでした。ただし採捕が固く禁じられている種であることに変わりはなく、判別に自信が持てない小型のタナゴが釣れた場合は、種類を確かめてから丁寧にリリースすることを強くおすすめします。
出典:手賀沼水生生物研究会「手賀沼生物図鑑」、国立環境研究所 侵入生物データベース「オオタナゴ」、同「タイリクバラタナゴ」、環境省「ミヤコタナゴ」
出典:環境省「何が禁止されているの?(外来生物法)」、環境省「ミヤコタナゴ」、つりチケ「手賀沼漁協 釣り場案内・遊漁規則」
タナゴは体長3〜5cm程度の小さな魚のため、専用の極小仕掛けを使うのが一般的です。あくまで一般的な目安であり、釣具店やメーカーの解説記事も参考にしてください。
| 道具 | 目安 |
|---|---|
| 竿 | タナゴ専用の短竿(30〜80cm程度ののべ竿)。小回りが利き、水路や護岸際の狭いポイントを釣りやすいものが好まれます |
| 道糸 | 0.2〜0.4号程度の細糸が目安とされています |
| ハリス | 0.2号前後の極細ハリスが一般的です |
| 針 | タナゴ針(1〜3号程度)。魚の口が非常に小さいため専用サイズが必要です |
| ウキ | 極小の玉ウキやパイプウキなど、当たりが取りやすい小型のものが使われます |
| エサ | グルテン系の練りエサ、赤虫などが定番とされています |
※本セクションはアフィリエイト広告を含みます。Amazonのアソシエイトとして、ねこりく(cat-land-fishing.jp)は適格販売により収入を得ています。
タナゴは水温の影響を受けやすく、産卵期にあたる春(3〜6月頃)は活性が上がりやすいとされています。秋も水温が落ち着き狙いやすい時期とされる一方、真夏の高水温期・真冬の低水温期は活性が下がりやすい傾向があるとされています。時間帯は日中の穏やかな時間が釣りやすいとする情報が一般的です。年による水温・水位の違いで前後するため、あくまで目安として捉えてください。
時期の目安どおりに釣れないこともあるため、「魚が全く食いつかない時に試すべきアプローチについての質問」も参考にしてみてください。
手賀沼本体や流入水路にはタナゴ釣りができるとされるポイントが複数ありますが、私有地・立入禁止区域・禁漁区に踏み込まないことが大前提です。手賀沼漁協の禁漁区(柏市戸張地先、我孫子市都部新田地先、柏市布瀬地先、柏市箕輪及び五条谷地先)を避け、公共の護岸・遊歩道沿いなど誰でもアクセスできる場所を選ぶのが基本になります。手賀沼公園(我孫子市)周辺は駐車場(約50台)が整備されており、拠点として利用しやすいエリアです。ただし駐車場の利用可否や工事状況は変わることがあるため、現地の最新情報をご確認ください。水路によっては水位・流れが変化しやすいため、初めて訪れる場所では無理に足場の悪いところへ立ち入らず、様子を見ながら安全な場所を選んでください。
釣り場探しの基本的な考え方は釣り場ガイドまとめでも紹介しています。
出典:つりチケ「手賀沼漁協 釣り場案内・遊漁規則」、我孫子市公式「手賀沼公園」
A. タナゴ自体は漁業権の対象外ですが、コイ・フナ・ウナギ・ワカサギが混獲される可能性がある場合は手賀沼漁協の遊漁券(雑魚券)が必要とされています。詳細・最新の取り扱いは手賀沼漁業協同組合に直接ご確認ください。
A. 種類によって扱いが大きく異なります。特定外来生物のオオタナゴは無許可の飼養・持ち帰りが法律で禁止されています。希少な在来種も採捕禁止の対象になり得るため、種類を確実に判別できない場合は持ち帰らず、その場でリリースするのが安全です。
A. 産卵期にあたる春(3〜6月頃)に活性が上がりやすいとされ、秋も狙いやすい時期とされています。真夏・真冬は活性が下がる傾向があるとされていますが、年によって前後するためあくまで目安です。
この記事の内容は2026年7月時点の公開情報にもとづきます。規制・施設の状況は変わることがあるため、釣行前に必ず手賀沼漁業協同組合・自治体・現地の看板で最新情報をご確認ください。釣り道具全般は釣り道具おすすめガイド一覧もあわせてご覧ください。
▶ 全国の釣り禁止エリアと遊漁ルールは釣り禁止・遊漁ルールまとめで一覧にしています。出発前の確認にお使いください。
釣った魚をおいしく持ち帰るための締め方・血抜き・保存の手順は魚の締め方・血抜き・持ち帰り方と保存のコツでまとめています。