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関東で渓流釣り(ヤマメ・イワナ・ニジマスなど)をする場合、川ごとに管理する漁業協同組合(漁協)が違い、解禁日・禁漁期間・遊漁料・サイズ制限も漁協ごとに決まっています。この記事では、東京都(奥多摩漁協・秋川漁協)・埼玉県(秩父漁協)・群馬県(群馬漁協)・栃木県(鬼怒川漁協)について、各漁協の公式情報で確認できた内容を整理しました。道具を持たずに行ける管理釣り場(初心者向け)も、公式サイトで現況を確認できた施設だけを紹介します。
| 漁協(主な川) | ヤマメ・イワナの釣り期間 | 遊漁料(渓流) | サイズ・尾数の決まり |
|---|---|---|---|
| 奥多摩漁協(東京・多摩川本流、日原川ほか) | 2026年は3月1日正午〜9月30日(ニジマスは12月31日まで。支流は魚種を問わず3月1日〜9月30日) | 年券8,000円(顔写真が必要)/日券2,500円(現場売3,500円) | 1日の総数20尾以下。ヤマメ・ニジマスは12cm以下、イワナは15cm以下を放流 |
| 秋川漁協(東京・秋川水系) | 2026年の解禁は上流3月1日6時・中流3月7日正午・下流3月14日正午。ヤマメ・マスの終漁日は9月30日 | ヤマメ・マス 年券8,000円/日券2,500円(川売り5,000円) | 12cm以下のヤマメ・マスは再放流 |
| 秩父漁協(埼玉・荒川上流域) | ます類は3月1日〜9月30日(令和6年1月1日施行の規則による) | 渓流券 年券9,000円/日券2,500円(現場納付5,000円)(同規則の表による) | ます類は全長15cm以下の採捕禁止 |
| 群馬漁協(群馬・利根川本支流) | 令和8年度規則で3月1日〜9月20日 | アユを除く魚種 年券8,000円/日券1,500円(現場納付は加算あり) | ヤマメ・サクラマス・イワナは全長15cm以下の採捕禁止、1人1日20尾まで(合算) |
情報確認日:2026年10月5日。表の期間は2026年シーズンのもので、すでに終漁(禁漁)に入っている川がほとんどです。2027年の解禁日・遊漁料は各漁協の発表で確認してください。
「渓流釣り 関東」で探しても、関東全体に共通する遊漁券や解禁日はありません。多摩川の本流と秋川は同じ東京都でも別の漁協で、日原川・大丹波川などは奥多摩漁協、秋川水系は秋川漁協が管理しています。行きたい川の管轄漁協を調べ、その漁協の遊漁規則に従うのが大前提です。規則に違反した場合は遊漁の中止を命じられ、以後の遊漁を断られることがあります(群馬漁協・秩父漁協の遊漁規則)。
山梨県の渓流は山梨県の渓流釣り・川釣り|遊漁券・無料・解禁を解説、相模川水系は相模川漁連の遊漁規則ガイド|遊漁券料金・漁期・区域、関西は関西の渓流釣り|由良川漁協の解禁日・遊漁料と体長制限で扱っています。神奈川県の酒匂川など、今回公式情報を確認できなかった川はこの記事に載せていません。
奥多摩漁協の公式ページによると、2026年の漁業期間はヤマメ・イワナが3月1日正午〜9月30日、ニジマスは3月1日正午〜12月31日です(支流は魚種を問わず3月1日〜9月30日)。遊漁料は年券8,000円(購入時に顔写真が必要)、日券2,500円(現場売3,500円)で、満77歳以上・身体障害者・中学生は半額、小学生以下は無料と案内されています。放流日は区間ごとに分かれており、解禁日の放流は上流部のみです。このページは見出しに古い年(2021年)の表記が残っているため、年度が書かれていない部分は、釣行前に電話(0428-78-8393)で確認すると確実です。
同ページの注意事項には、日没から日の出までは遊漁できないこと、魚は川でさばかず持ち帰ること、前日からの場所取りはしないこと、ミズワタクチビルケイソウ(渓流の石に付く藻類)対策として使用したウエーダーや靴底を消毒・十分に乾燥させることが書かれています。
秋川漁協の公式ページでは、2026年の解禁を上流地区3月1日(日)午前6時、中流地区3月7日(土)正午、下流地区3月14日(土)正午としています。中流・下流地区は解禁日に放流するため、その日の正午までは一切の漁業が禁じられています。ヤマメ・マスの終漁日は9月30日で、沢戸橋から上流は10月1日から魚種を問わず全面禁漁です(沢戸橋から下流などでは年内もニジマス・雑魚釣りが可能と案内されています)。遊漁料はヤマメ・マスが年券8,000円・日券2,500円(川売り5,000円)、雑魚(ヤマメ・マス以外)が年券3,000円・日券600円で、満77歳以上・身体障害者・中学生は半額、小学生以下は無料です。問い合わせ先は秋川漁協(042-596-2215)です。
埼玉県の公式サイトで公開されている秩父漁協の遊漁規則(令和6年1月1日施行)では、ます類の遊漁期間は3月1日〜9月30日(にじますのみ一部区間と特設釣区で通年)、全長15cm以下のます類は採捕禁止、釣りの道糸は2本以内と定められています。遊漁料は渓流券が年券9,000円(期間は3月1日〜翌年2月末日)、日券2,500円、遊漁承認証を漁場で取り扱ったもの(現場納付)は5,000円です。18歳以下は無料と規定されています。この規則は施行から時間がたっているため、現在の料金・期間は秩父漁協へ確認してください。
産卵場として標識で表示された区域や、魚道の上流10m〜下流10mの区域は遊漁が禁止されています(同規則第7条)。また規則の第8条には、釣り以外の漁法を禁じる区域として、横瀬川・浦山川などの「渓流観光釣場」(特設釣区)が列挙されています。
群馬漁協の令和8年度遊漁規則(令和8年3月1日)では、ヤマメ・サクラマス・イワナの遊漁期間は3月1日〜9月20日で、アユや雑魚などの期間とは別になっています。全長15cm以下のヤマメ・サクラマス・イワナは採捕禁止、尾数は3魚種を合算して1人1日20尾までです。遊漁料は、アユを除く魚種が年券8,000円・日券1,500円、全魚種が年券11,000円・日券2,000円(いずれも竿釣り・手釣りなど)で、1日券を現場で納付する場合は加算があります(第8条)。中学生以下は年券が無料です。
群馬県内には群馬漁協のほかに利根漁協・吾妻漁協など別の漁協もあります。県内で川を変える場合は、その川の管轄漁協を確認してください。
鬼怒川漁協の公式サイトによると、2026年は3月1日(日)午前6時から、大谷川(日光地区)を除く管轄の河川で渓流魚の釣りが解禁されました(大谷川の日光地区は4月1日午前6時)。釣り期間の終わりと遊漁料は今回の公式ページ上では確認できなかったため、釣行前に漁協(028-666-8899)かオンライン販売ページで確認してください。栃木県外にお住まいの方向けの県内共通遊漁券も案内されています。
天然の渓流は川の読みや入退渓の判断が難しいため、最初は管理釣り場で魚を釣る感覚をつかむ方法があります。管理釣り場は天然河川の渓流釣りとは別のルール(施設ごとの入漁料・営業日)で運営されているので、遊漁券とは別に施設の案内を確認します。管理釣り場全般は管理釣り場関東でも紹介しています。
以前の記事で紹介していた他の釣り場は、今回の確認では公式情報で現在の営業・料金を確認できなかったため掲載を外しています。いずれの施設も、休業日・料金・天候による臨時休業があるため、行く前に公式サイトで確認してください。初心者向けの魚種やタックルは「渓流釣り初心者向けの魚種とタックル」、ウェアは渓流釣り服装、仕掛けは渓流釣り仕掛けの作り方も参考になります。
ヤマメ・イワナが禁漁の期間でも、川では漁協が対象にしている別の魚を通年で釣れる区間があります。群馬漁協ではコイ・フナ・ウグイ・オイカワ・ウナギ・ドジョウ・ナマズが1月1日〜12月31日、秩父漁協ではウグイ・オイカワ・コイ・フナ・ウナギ・カジカ・ナマズが同じく通年と定められています。秋川漁協には雑魚(年券3,000円・日券600円)の遊漁券があります。ただし、遊漁券の種類・区間・使える漁具は漁協ごとに違うため、「川釣り 関東」で探す場合も、行く川の漁協で必要な遊漁券を確認してから出かけてください。
関東の渓流釣りに遊漁券は必要ですか?
管理漁協がある川では必要です。奥多摩漁協は日券2,500円(現場売3,500円)、秋川漁協のヤマメ・マスは日券2,500円と公式に案内されています。川ごとに額と買い方(現地・コンビニ・オンライン)が違うため、行く川の漁協で確認してください。
渓流釣りはいつからいつまで釣れますか?
2026年は、奥多摩漁協・秋川漁協・秩父漁協では3月1日ごろから9月30日まで、群馬漁協は3月1日から9月20日まででした。2026年の釣り期間はすでに終わっています。来シーズンの日付は各漁協の発表で確認してください。
持ち帰れるサイズに決まりはありますか?
漁協ごとに違います。奥多摩漁協はヤマメ・ニジマスが12cm以下、イワナが15cm以下は放流、秩父漁協と群馬漁協は15cm以下は採捕禁止と規則に書かれています。1日の尾数も奥多摩漁協は総数20尾以下、群馬漁協はヤマメ・サクラマス・イワナの合算で20尾までです。
手ぶらで渓流釣りをしたいときは?
貸竿やエサのある管理釣り場が向いています。あしがくぼ渓谷国際釣場は貸し竿1本200円・エサ400円から、早戸川国際マス釣場は貸竿(仕掛け付き)1本300円と、それぞれ公式サイトに掲載されています。
渓流釣りのコツ全般は渓流釣り場のコツで紹介しています。釣った魚をその場で食べたい場合は「釣ってその場で食べられる釣り堀スポット」、秋の魚釣りは「秋によく釣れる旬の魚」も参考になります。道具全般は下記のまとめ記事から探せます。
この記事は2026年10月5日時点で各漁協・施設の公式サイトから確認できた情報をもとに作成しています。解禁日・遊漁料・ルールは変更されることがあるため、釣行前に行き先の漁協・施設へ直接ご確認ください。