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茨城県は南の利根川河口(神栖市)から北の福島県境(北茨城市)まで海岸線が長く、大洗港・那珂湊港・鹿嶋エリア・霞ヶ浦北浦・県北の港など、エリアによって釣り方や規制が大きく異なります。この記事は茨城県全体の海釣りの入口として、エリアごとの特徴と、当サイトで個別に詳しくまとめている記事への案内をまず示し、そのうえで個別記事の無い県北・鹿行南部のポイントと、県内共通の規制・注意点を紹介します。個別エリアの詳しいポイント情報(駐車場・トイレ・釣れる魚など)は、それぞれのリンク先の記事をご覧ください。
下表は2026年9月時点で公開情報をもとに確認できた内容です。エリアごとの詳細は後述の一覧表とリンク先の記事で確認してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エリア | 茨城県沿岸部全域(北茨城市・日立市・ひたちなか市・大洗町・鉾田市・鹿嶋市・神栖市など) |
| 主な魚種 | アジ、イワシ、シロギス、カレイ、ヒラメ、クロダイ(チヌ)、メジナ、メバル、カサゴ、スズキ、青物(ワカシ・サゴシなど) |
| シーズン | 魚種により通年〜季節限定(目安は後述の季節表を参照) |
| 規制の有無 | 場所により異なります。鹿島港は魚釣園以外の全港湾施設が立入禁止、波崎漁港は防波堤等の一部が立入禁止(いずれも茨城県公式)。鹿島灘のヘッドランド周辺は立入禁止・遊泳禁止(茨城県公式)。詳細は本記事の「釣り禁止・注意が必要な場所」を参照してください |
| 情報確認日 | 本記事の情報は公開情報を2026年9月時点で確認したものです。現地取材は行っていません。規制内容は変更されることがあるため、釣行前に必ず現地の看板・各漁港管理者・自治体へ最新情報をご確認ください |
茨城県内の主要な釣り場は、すでに当サイトでエリアごとに個別記事にまとめています。まずはこちらから探すのがおすすめです。
| エリア | 特徴 | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| 大洗港・大洗エリア | 県内最大級の港。大洗港海釣り園は長期休園中ですが、周辺の岸壁・防波堤での釣りは可能とされています | 大洗釣りポイントガイド/大洗港釣りポイントガイド |
| 那珂湊・ひたちなかエリア | 那珂川河口の港。駐車場・トイレが整い、禁止区域も含めて情報が整理されています | 那珂湊の釣り場ガイド|禁止区域と狙える魚 |
| 鹿嶋エリア(鹿島海釣り公園) | 鹿島港内で唯一釣りができる公認施設。鹿島港は魚釣園以外が立入禁止です | 鹿島海釣り公園ガイド |
| 霞ヶ浦・北浦(汽水〜淡水) | 海釣りとは別に、外来魚ルールなど独自の規制がある汽水湖エリア | 霞ヶ浦の釣り初心者ガイド|場所と外来魚ルール/北浦バス釣りポイントガイド |
| 伊勢エビ狙いのポイント | 茨城県沿岸でも条件が揃えば狙える魚種別ガイド | 伊勢エビ釣りポイントガイド |
本記事では、上記の個別記事でまだ扱っていない県北(北茨城市)と鹿行南部(神栖市)のポイント、および茨城県全体に関わる規制・季節情報を中心に紹介します。
北茨城市には平潟港と大津港という2つの大きな漁港があります。いずれも茨城県の管理する港湾・漁港の釣り注意喚起ページには個別の記載が見当たらず、当サイトが調べた範囲では北茨城市の公式ページにも釣り可否に関する明確な案内は確認できませんでした。民間の釣り情報サイトの中には「大津港は堤防を含め釣りができる場所がない」とする記事もありますが、当サイトでは行政の一次資料でこの記述を裏付けることができていません。断定はできないため、訪れる場合は必ず現地の立入禁止看板・漁港関係者の指示を確認し、指示に従ってください。
| 所在地 | 平潟港・大津港ともに茨城県北茨城市(平潟港は市の最北部、大津港はその南) |
|---|---|
| 主な魚種 | アジ(サビキ)、シログチ、スズキ、タイ、冬場のヒラメなど(釣り場情報サイトによる紹介) |
| 釣り可否 | 当サイトで確認できた行政の一次資料には、両港を対象とした釣り禁止・立入禁止の明記は見当たりませんでした。ただし民間サイトには規制情報の記載もあり、現地表示との食い違いがあり得ます。看板・関係者の指示を優先してください |
| 問い合わせの目安 | 港湾・漁港の管理状況は北茨城市または漁協が窓口になります。訪問前に自治体へ確認するとより確実です |
神栖市の波崎漁港は利根川の最河口部に位置する広大な港で、「波崎新港」とも呼ばれます。茨城県公式ページは「鹿島港及び波崎漁港では、立入禁止の防波堤等へ進入した釣り人の転落事故が後を絶ちません」と案内しており、防波堤等の一部区域が立入禁止に指定されています。具体的にどの防波堤が対象かは同ページに明記が無いため、現地の看板に従うことが必須です。
| 所在地 | 茨城県神栖市波崎(利根川河口部) |
|---|---|
| 管理者 | 茨城県土木部鹿島港湾事務所港湾整備課 |
| 主な魚種 | マダコ、アジ、クロダイ、シーバスなど(釣り場情報サイトによる紹介) |
| 釣り可否 | 港内の岸壁・突堤では釣りをしている人がいますが、漁船の出入りがあるため作業の妨げにならない配慮が必要です。防波堤等の立入禁止区域には絶対に入らないでください(茨城県公式が転落事故多発を明記) |
| 問い合わせ先 | 鹿島港湾事務所 電話0299-92-2112 |
出典:茨城県公式「釣りをされる方へ」(2025年11月25日更新)、茨城県公式「波崎漁港の概要」
茨城県内では、転落死亡事故を受けて公的に立入禁止となった場所や、離岸流など危険性が高いため注意喚起されている場所があります。当サイトが公開情報で確認できた範囲を紹介します。指定は変更される場合があるため、最新情報は各リンク先でご確認ください。
茨城県公式ページは、鹿島港について「魚釣園以外の全港湾施設(防波堤、防潮堤、護岸、突堤、岸壁、桟橋など)」を立入禁止としています。理由は転落死亡事故が過去数十件発生していることです。鹿島港内で釣りができる場所は鹿島海釣り公園のみとされているため、詳しくはそちらの記事をご覧ください。
上記「鹿行南部エリア」の節のとおり、防波堤等の立入禁止区域があります。
茨城県公式「水難事故の防止について」(2026年6月4日更新)は、鹿嶋市から鉾田市にかけて海岸に多数設置されているヘッドランド(砂の流出を防ぐT字型の構造物)について、「ヘッドランド周辺は、穏やかに見えても『離岸流』と呼ばれる沖に向かう強い流れが発生しております」「離岸流の流れの速さは秒速約2メートルであり、一流のオリンピック選手でも流されてしまうほどです」としたうえで、「ヘッドランド周辺は立入禁止・遊泳禁止です」「毎年水難事故が発生している大変危険な場所」と明記しています。ヘッドランドを投げ釣りのポイントとして紹介している釣り場情報サイトもありますが、当サイトは県公式の注意喚起を優先し、ヘッドランドの構造物への立入・周辺での釣りはおすすめしません。海岸から釣りをする場合は、ヘッドランドから離れた安全な場所を選んでください。
ひたちなか市の磯崎漁港について、Yahoo!知恵袋の投稿や釣り場情報サイトの一部は「港内・防波堤とも全面立入禁止になった」としています。当サイトがひたちなか市公式サイトの磯崎漁港ページ(漁港の概要を紹介するページ)を確認したところ、立入禁止の明記は見当たりませんでした。禁止情報が別ページにある可能性もあるため、断定はせず、現地の看板を必ず確認し、疑わしい場合はひたちなか市水産課(電話029-273-0111)へ問い合わせることをおすすめします。
大洗港内にあった大洗港魚釣り園(大洗港海釣り園)は、東日本大震災の被災を機に休園し、その後の茨城港湾事務所大洗港区事業所の公式ページ(2026年1月21日更新)にも施設の記載は見当たりません。民間の釣り場情報サイト(海釣り公園.com など)も継続して「休園中」としています。公式に再開が案内された情報は確認できていないため、当サイトも長期休園中として扱います。大洗エリアで釣りをする場合は、魚釣り園以外の岸壁・防波堤を紹介している大洗釣りポイントガイド・大洗港釣りポイントガイドを参照してください。
この他にも、茨城県内には立入禁止の看板が設置された防波堤・漁港が複数あります。訪れる予定のポイントが決まっている場合は、釣行前に釣り禁止・遊漁ルールまとめもあわせてご確認ください。
ここまで紹介したエリアの情報をもとにした目安です。実際の釣果は年・水温・潮回りによって変動します。
| 時期 | 狙える魚の目安 |
|---|---|
| 春(3〜5月) | メバル、カレイ、アジ |
| 夏(6〜8月) | アジ・イワシ(サビキ)、シロギス(投げ釣り)、マダコ |
| 秋(9〜11月) | アジ・サバ・イワシ(サビキ)、ハゼ、カレイ・ヒラメ、青物(ワカシ・サゴシなど) |
| 冬(12〜2月) | クロダイ(チヌ)・メジナ(ウキ釣り・フカセ釣り)、カサゴなどの根魚 |
茨城県公式サイトによると、海面で遊漁者(免許を持たない一般の釣り人)が使用できる漁具・漁法は、竿釣り・手釣り、たも網・さで網、投網(船は使用できません)、やす・は具、徒手採捕、ひき縄釣などに限られています。潜水器を使用しての採捕はできません。また、いか釣・さば釣以外での集魚灯の使用や、もり(銛)の使用も認められていません。
規制対象の生物として、さけ・ますは河口周辺の一部区域で5月1日から12月31日まで採捕禁止とされているほか、うなぎは全長23cm以下の採捕が禁止、あわび・なまこ・はまぐりなど漁業権対象の生物の採捕も禁止されています。海面での遊漁は原則として届出は不要ですが、規則の詳細やエリアごとの例外は変わることがあるため、判断に迷う場合は採捕しないのが安全です。都道府県ごとの釣りルールの調べ方は都道府県別の釣りルール早見表もあわせてご覧ください。
出典:茨城県公式「海で釣りをするには」(2025年5月29日更新、問い合わせ先:県漁政課 電話029-301-4080)
この記事で紹介した鹿島港・波崎漁港の立入禁止、鹿島灘ヘッドランドの立入禁止・遊泳禁止は、いずれも転落・水難事故の多発が背景にあります。以下の点を必ず守ってください。
ライフジャケットの着用義務は、国土交通省の資料によると小型船舶(モーターボート・漁船など操縦免許が必要な船)の乗船者が対象で、陸釣り(岸釣り)は義務の対象外です。とはいえ、堤防や磯からの釣りは転落のリスクがあるため、陸釣りでも着用しておくと安心です。選び方はライフジャケットのおすすめ選び方ガイドで詳しく紹介しています。
A. 茨城県公式には、鹿島港(魚釣園以外の全港湾施設)と波崎漁港(防波堤等の一部)が立入禁止として案内されています。また鹿島灘のヘッドランド周辺は離岸流の危険から立入禁止・遊泳禁止とされています。磯崎漁港・大洗港魚釣り園については民間情報での案内はありますが、当サイトで自治体の該当ページを確認しきれていない点があります。詳しくは本記事の「釣り禁止・注意が必要な場所」の節、および釣り禁止・遊漁ルールまとめをご覧ください。
A. 東日本大震災の被災を機に休園し、その後も公式ページに施設の記載が見当たらないことから、当サイトでは長期休園中として扱っています。公式な再開情報は確認できていません。大洗エリアで釣りをする場合は、周辺の岸壁・防波堤を紹介している大洗釣りポイントガイド・大洗港釣りポイントガイドをご覧ください。
A. 駐車場・トイレが整っている那珂湊エリアや鹿島海釣り公園がファミリー向けとして紹介されています。まずは那珂湊の釣り場ガイドや鹿島海釣り公園ガイドを確認するのがおすすめです。他の釣り場も探すなら全国の釣り場ガイド一覧、道具選びに迷う場合は釣り道具・タックルおすすめガイドもあわせてご覧ください。