三重のアオリイカ|秋イカの時期と釣り場の現況

三重のアオリイカ|秋イカの時期と釣り場の現況

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三重県は志摩半島から南伊勢、紀北・尾鷲・熊野に至るまでリアス海岸が続き、エギング(アオリイカ釣り)の実績が全国的にも知られるエリアです。ただし近年は漁港での釣り禁止・立入禁止の看板が増えており、「以前の記事や動画で紹介されていたポイントが、いま行ったら入れなかった」というケースが実際に起きています。この記事では、2026年8月時点で確認できる公式情報・報道をもとに、三重県でアオリイカを狙う時期の選び方と、エリアごとの現況確認の仕方をまとめます。特定の漁港を無条件におすすめすることは避け、禁止が確認できた場所は禁止と明記します。

項目 内容
対象魚 アオリイカ(エギング)
主な狙い方 竿釣り(ルアー釣りの一種・エギング)。三重県の遊漁ルール上は「竿つり及び手づり」に該当し、海面での遊漁に許可証は不要
秋イカのシーズン目安 おおむね9月〜11月(新子中心・数釣り向き)
春イカのシーズン目安 おおむね4月〜6月(産卵親イカ中心・大型狙い)
主なエリア 伊勢志摩(鳥羽市・志摩市)、南伊勢町(五ヶ所湾周辺)、東紀州(紀北町・尾鷲市・熊野市)
情報確認日 2026年8月31日

三重県でアオリイカが釣れる時期は?秋イカと春イカで狙い方が変わる

三重県に限らず、アオリイカのエギングは大きく「秋イカ」と「春イカ」の2シーズンに分かれます。三重県のアオリイカは春に産卵し、夏の間に孵化した新子が成長しながら秋に接岸してくるため、秋(おおむね9月〜11月)は数釣りがしやすく、サイズも手のひらから20cm前後までとエギング入門に向いています。一方、春(おおむね4月〜6月)は産卵のために接岸する親イカを狙う時期で、数は少なくなりますが400g〜1kg超の大型に出会える可能性があるのが特徴です。この時期区分自体は三重県に限った制度上の決まりではなく、イカの生態(寿命がおよそ1年で、春に産卵・夏に孵化・秋に成長するサイクル)に基づく全国共通の一般的な考え方です。2026年8月現在はちょうど秋イカシーズンの立ち上がり期にあたり、水温が下がり始める9月中旬以降に接岸が本格化するのが例年の傾向です。

比較項目 秋イカ 春イカ
時期の目安 9月〜11月 4月〜6月
個体 その年生まれの新子 産卵を控えた親イカ
サイズ目安 手のひら〜20cm前後 400g〜1kg超
数の傾向 数釣りしやすい 数は少なくなりやすい
向いている人 エギング入門・初心者 大型狙いの経験者

「アオリイカ 釣果 三重」のように検索する場合、多くは「いま三重県のどのあたりで、どのくらいのサイズが釣れているか」を知りたいケースだと考えられます。三重県のアオリイカは前述のとおり秋(新子中心)と春(親イカ中心)で釣れる個体のサイズも狙い方も変わるため、まずは自分がどちらの時期・どちらのサイズ帯を狙っているかを整理したうえで、直近の釣果情報サイトやSNSの投稿日と照らし合わせるのが実用的です。特定の日・特定の漁港の釣果数を本記事で断定することはできないため、時期の見極めとエリア選びの考え方に絞って解説します。

秋イカ(9〜11月)におすすめのエリアは?

三重県内でアオリイカの実績が報告されているのは、主に伊勢志摩(鳥羽市・志摩市)、南伊勢町(五ヶ所湾周辺)、東紀州(紀北町・尾鷲市・熊野市)の3エリアです。それぞれの特徴を整理します。

伊勢志摩(鳥羽市・志摩市)

英虞湾・的矢湾など複雑に入り組んだ地形が多く、湾内は波が穏やかでシーズン初期の新子狙いに向くとされます。ただし後述のとおり、鳥羽市・志摩市の漁港では釣り禁止・立入禁止・夜釣り禁止の看板が実際に増えており、2026年3月時点・2024年5月時点の報道でも複数の漁港で規制が確認されています。個別の漁港名を挙げて「ここへ行けば釣れる」と案内することは避け、現地の看板とルールを必ず確認してください。

南伊勢町(五ヶ所湾周辺)

五ヶ所湾は真珠養殖や海況調査が行われている湾で、南伊勢町公式サイトでも定期的に海況情報が公開されています。湾内は潮通しの良いポイントが点在し、エギングの実績を紹介する記事・動画は複数見られますが、養殖施設周辺や漁港内の立入・釣りの可否は南伊勢町漁港管理条例や各漁協の案内が優先されます。具体的な立入可否は本記事執筆時点で個別に確認できていないため、現地の掲示に従ってください。

東紀州(紀北町・尾鷲市・熊野市)

尾鷲港や大曽根浦、行野浦漁港など、防波堤やテトラ帯を中心にアオリイカの回遊が報告されているエリアです。尾鷲・紀北エリアは朝まずめが狙い目とされ、日中の大きな干潮時は反応が鈍るという釣具店の現地レポートもあります。ただしこのエリアも他の三重県内漁港と同様、漁業活動の妨げになる釣り方や迷惑駐車は禁止対象になり得るため、訪問前に最新の現地情報を確認する姿勢は変わりません。

春イカ(4〜6月)の親イカ狙いはどう変わる?

春は産卵場所を探して接岸する親イカを狙う時期で、水深のある地磯や湾口部など、秋イカとはやや異なるポイント選びが必要になるとされています。個体数自体は秋より少なくなる一方、大型化した個体に出会えるのが春イカの魅力です。三重県内でも南伊勢町方面などで春イカの釣行記録が複数見られますが、産卵期の個体は資源保護の観点からもリリースサイズの判断や過度な持ち帰りを控える配慮が望ましいとされています。三重県の遊漁ルールにアオリイカそのものの禁漁期間・サイズ制限は明記されていませんが(2026年8月時点で三重県公式「海面における遊漁のルール」ページに記載なし)、資源保護は釣り人個々の判断に委ねられている点は理解しておく必要があります。

エギングポイントの選び方と現況確認 — 2026年8月時点で分かっていること

三重県、特に鳥羽市・志摩市エリアでは、コロナ禍を機に設置された「釣り禁止」看板がそのまま残っているケースや、盗難・トラブル対策で新たに規制が追加されたケースが報道されています。中日新聞の取材(2026年3月11日掲載)によると、鳥羽市周辺の漁港では次の状況が確認されています。

  • 小浜漁港:「港内の釣り禁止」の看板が設置されたまま。もともとは新型コロナ対策としての規制だったが、感染症法上の分類変更後も看板は継続
  • 赤崎岸壁:「岸壁釣り禁止」の看板あり
  • 安楽島漁港: カキの盗難が多発しているため釣り禁止
  • 石鏡漁港: 禁漁区域内での釣りを禁止する掲示あり
  • 国崎漁港: 2025年11月下旬に南堤基部へ柵が設置され立入禁止に。かつてはアジの投げサビキで人気だったが、トラブルが多く「守れない時は閉鎖する」と事前に注意喚起されていた

また、志摩市の波切〜御座エリアについては、同じ中日新聞の別の取材(2024年5月4日掲載)で次の状況が報じられています。

  • 波切漁港:「港内禁漁区につき魚貝類の採取を禁止します」の掲示
  • 片田漁港: 夜釣り禁止。禁漁区であり、アワビ・サザエ・イセエビなどの採捕は処罰対象と明記
  • 和具漁港: 新しい消波ブロック堤は立入禁止・夜釣り禁止。中堤・赤灯堤は当時は釣りが可能とされていた
  • 御座港:「漁業関係者以外車両進入禁止」の掲示があり、駐車スペースがないため離れた場所への駐車が必要

これらはいずれも取材時点(2026年3月・2024年5月)の状況であり、その後さらに規制が強化・変更されている可能性があります。鳥羽磯部漁業協同組合も公式サイトで「危険箇所への侵入や迷惑駐車、ゴミの放置など漁業活動に支障の出る事象があれば、漁港管理上の問題や地域住民への迷惑につながる」として、釣り客へのマナー順守を呼びかけています。三重県内の漁港は年々釣り場が減少傾向にあることを前提に、訪問のたびに現地の看板・掲示を確認し、駐車場所やゴミの持ち帰りなど基本マナーを守ることが、残っている釣り場を維持することにもつながります。三重県内の釣り禁止エリアの全体的な考え方は釣り禁止エリアのまとめもあわせて確認してください。

エギングポイントを選ぶときの一般的な着眼点

個別の漁港名を挙げての推奨は前述の現況確認の必要性から控えますが、エギングでポイントを選ぶ際に一般的に重視される着眼点は次のとおりです。三重県内で釣行先を検討する際の参考にしてください。

  • 潮通しの良さ: 湾口部や潮流がぶつかる場所は、ベイト(小魚)が集まりやすくアオリイカも付きやすいとされています。
  • 海藻・藻場の有無: アオリイカは産卵のため海藻に卵を産み付ける習性があり、藻場周辺は新子・親イカとも集まりやすいポイントとされています。
  • 地形の変化: 岩礁帯や切り立った地形、堤防の際など、駆け上がりや起伏がある場所はイカが身を隠しやすく狙い目とされています。
  • 常夜灯の周辺: 漁港の常夜灯周りはベイトが集まりやすく、夜間〜早朝のエギングで実績が出やすいポイントとされています。ただし前述のとおり夜釣り自体を禁止している漁港もあるため、常夜灯があるからといって夜間釣行してよいとは限りません。

これらはエギング全般における一般的な考え方であり、三重県特有のデータに基づくものではありません。実際にどのポイントが良いかは季節・水温・その日の潮回りによって変わるため、複数のポイントを回りながら判断する釣り人が多く見られます。

密漁警戒区域と安全上の注意

アオリイカ以外の生き物に手を出さないことも、三重県で釣りをするうえで重要な注意点です。三重県公式サイトによると、イセエビは県内全域で第一種共同漁業権が設定されており、一般の採捕は禁止期間・サイズ制限の対象になります。禁止期間は県内全域で5月1日〜9月30日、鳥羽市の離島地域より北側の海域では5月1日〜9月15日とされ、頭胸甲長4.2cm以下の個体は年間を通じて採捕禁止です。違反した場合の罰則について、三重県公式サイト(2014年公開の情報のため最新確認が必要)には「6ヶ月以下の懲役もしくは10万円以下の罰金」との記載がありますが、2025年6月1日施行の刑法改正により懲役と禁錮は「拘禁刑」に統合されているため、現在はこの規定も拘禁刑として運用されると考えられます。アワビについても県内全域で漁業権が設定されており、一般の採捕は原則禁止です。さらに三重県の「海面における遊漁のルール」ページ(2026年7月22日更新)では、あわび・なまこ・うなぎの稚魚が「特定水産動植物」とされ、許可なく採捕した場合は3年以下の拘禁刑(県ページの表記は改正前の「懲役」のまま)または3000万円以下の罰金という重い罰則が明記されています。いせえび・あさり・はまぐりは特定水産動植物ではなく共同漁業権の対象として採捕が制限されているもので、漁業権の侵害は罰金(100万円以下)の対象になり得ます。またとらふぐには産卵親魚の保護期間(3月15日〜5月15日)が別途設けられています。エギング中に岩礁帯や堤防の際でこれらの生き物を見かけても採捕しないこと、特に日没後の磯場・漁港内での行動は密漁と誤解されやすいため、竿とエギングタックル以外は持ち込まない・怪しまれる行動を避けるという意識を持つことをおすすめします。

エギングタックルの基本(初心者向け)

三重県のアオリイカ釣りは特別な許可が要らない遊漁(竿釣り)にあたるため、タックルさえ揃えれば誰でも始められます。初心者が秋イカを狙う場合、エギは3.5号を中心に、ロッドは8フィート前後のエギングロッド、リールは2500〜3000番のスピニングリールが標準的な組み合わせとされています。ロッド・リール・ライン・エギがセットになった入門用のエギングセットも販売されており、まずは一通り揃えるところから始めると失敗が少なくなります。

タックル選びをもう少し詳しく知りたい場合はエギングタックル選びのガイドを、釣り具全般の選定基準は釣り具おすすめまとめをあわせて参考にしてください。

安全とマナー

三重県のリアス海岸は足場の良い漁港がある一方、地磯は潮位や波の変化が大きい場所も多く、ライフジャケットの着用と単独釣行時の注意が欠かせません。漁港内では、漁業関係者の車両・作業スペースを塞がないこと、ゴミは必ず持ち帰ること、掲示された釣り禁止・立入禁止・夜釣り禁止の指示に従うことが基本です。前述のとおり三重県内の漁港は年々釣り場が減少しており、マナー違反やトラブルの多発が閉鎖の直接的な理由として報じられています。都道府県ごとの釣りルールの調べ方は都道府県別の釣りルールまとめ、釣り場全般の探し方は釣り場ガイドまとめも参考にしてください。

紀伊長島・熊野方面まで足を延ばす場合の注意

紀北町から熊野市にかけての東紀州エリアは、伊勢志摩・南伊勢と比べて釣行拠点となる街と街の間の距離が長く、コンビニやガソリンスタンドの間隔も開くため、事前の給油・買い出しを済ませておくことをおすすめします。エリア内には尾鷲港のように比較的広く駐車場が確保しやすいポイントもあれば、地磯へのアクセスに徒歩移動が必要な場所もあり、初めて訪れる場合は日中の下見を兼ねて明るい時間帯に一度足を運んでおくと安全です。この一帯も他の三重県内エリアと同様、漁港ごとに釣り可否のルールが異なる可能性があるため、現地の看板確認は欠かせません。

よくある質問

三重県でアオリイカを始めるなら秋と春どちらがいい?

数釣りを楽しみたい初心者には、新子中心で活性も高い秋(9〜11月)が向いています。春(4〜6月)は数が少ない代わりに大型の親イカを狙える時期です。

エギングをするのに許可証や免許は必要ですか?

三重県公式の「海面における遊漁のルール」によると、竿釣り・手釣りは遊漁として認められており、これらの方法に許可証は不要です。ただしイセエビ・アワビなど特定水産動植物の採捕は別のルールで厳しく制限されているため、対象外の生き物には手を出さないでください。

三重県の漁港は今も自由に釣りができますか?

漁港ごとに状況が異なります。本記事で紹介した鳥羽市・志摩市の複数の漁港では釣り禁止・立入禁止・夜釣り禁止が報道時点で確認されています。訪問前に必ず現地の看板や自治体・漁協の最新情報を確認してください。

おすすめのエギの号数は?

秋イカの新子狙いでは3.5号が標準的です。個体が大きくなる晩秋や春の親イカ狙いでは3.5号〜4号を使い分ける釣り人が多く見られます。

密漁と疑われないためにはどうすればいいですか?

エギングタックル以外の網・かご・素手での採捕道具を持ち込まないこと、日没後に磯場や漁港の生け簀・養殖施設付近をうろつかないことが基本です。イセエビ・アワビなどを見かけても採らないでください。

出典一覧(2026年8月31日確認)

三重県のアオリイカ釣りは、時期に合わせてエリアを選べば初心者から楽しめるフィールドです。ただし漁港の釣り禁止・立入禁止は年々増えている実態があるため、「昔の記事に書いてあったから」「動画で見たから」という理由だけで訪れず、出発前に現地情報を確認する習慣を付けてください。